9月14日、膳所高校同窓会事務局に、東京町田の桜美林大学より、榑松かほる名誉教授とアジア史教授の李恩民さんが訪問され、膳所中学にゆかりがあったというお二人の偉大な人物について、お話を聞く大変貴重な機会をいただきました。
お二人の偉大な人物とは、建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズさんと桜美林学園創始者 清水安三さんです。
膳所中学の講師であったヴォーリズさんと生徒であった清水安三さんの当時の様子、またそれぞれのその後の歩みについて、調査し理解を深めることができました。
ご紹介いたします。
西洋建築の建築家
アメリカ合衆国に生まれ、明治38年滋賀県で英語教師をするために来日する
明治38年4月~明治40年3月、膳所中学(当時 滋賀県立第二中学校)で英語の 講師として在籍。近江八幡を中心にキリスト教伝道に努める
メンソレータムを日本で広め、近江兄弟社を創設
学校・教会・病院をはじめ数多くの建築を世に残した
※詳しく調査したものは、こちらからご覧になれます
桜美林学園の創始者
滋賀県高島郡(現在の高島市)に生まれる
明治39年 膳所中学(当時 滋賀県立第二中学校)に入学
ヴォーリズ先生のバイブルクラスに参加、ヴォーリズに強く影響を受ける
同志社大学神学部、アメリカのオベリン大学で学ぶ
中国で多くの子供たちを助け、また布教活動を行う
大正10年5月北京に崇貞学園を創立。これが桜美林学園の原点となる。
昭和21年帰国後 桜美林学園を創立
桜美林学園は、2021年に創立100周年を迎える
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榑松さんと李さんは、
桜美林学園100周年を迎えるにあたり、創始者である清水安三さんの原点を探るべく、近江八幡→膳所→高島と巡られ、途中膳所高校へお越しくださいました。古いアルバムや文集を開き手掛かりを探しました。明治時代の町の様子、学校の様子などとともに、新たな歴史の1ページに遭遇することが出来ました。貴重な体験を有り難うございました。(神野綾子 H3卒)