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ー遵義の桜、さらなる開花ー

膳の所と書いて膳所(ぜぜ)。この地名は、近江朝廷の御厨として「御膳(おもの)の所」とよばれたことに由来します。この地、膳所藩の藩校「遵義堂」跡地に1898年(明治31年)に、膳所高校の前身「滋賀県第二尋常中学校」が開校しました。その後、二度の校舎全面改築・移転で、当時を物語るものはほとんど消えたが、杉浦重剛氏筆の「校地記」の碑は、現在3代目校舎の正門横に残っています。
また、創設期の厳格教育と文武両道・質実剛健の膳中魂は、その後「至誠遵義、自主力行」の校訓となったが、現在の校訓「遵義・力行」は創立百周年を機に定められたもので、伝統を引き継いだ膳所高魂でもあります。「遵義(じゅんぎ)」は正しい道にしたがうことで、「真理と正義を追及する」と解釈されます。「力行(りょっこう)」は志の実現に向け努力することで、「自主自律」の精神を身につけることを意味します。学校では創設以来この校訓のもと、「自主自律」「文武両道」を精神的支柱とした教育が展開されています。校章に描かれた桜は、創設時遵義堂の跡地に咲いていた「遵義の桜」に因んだものです。
現在、明治・大正・昭和・平成・令和の5世代にわたって約4万名の卒業生が、この「遵義の桜」の下を巣立ち、母校は、本年創立126周年を迎えます。