茶道班、指導は先輩方


 茶道班の指導をして下さっているのが、昭和35年卒の山崎(長谷川)博子さん、昭和40年卒の檜垣(安田)美智子さん、昭和43年卒の井上(吉川)喜代子の3人です。毎週月曜日の放課後、4時ごろから5時半まで1階の和室に席を設け、活動を行っています。現在は1年生13人と、2年生9人、男子部員も4人います。この時期それぞれ順に、お点前をする人、正客になってお茶をいただく人に分かれ、練習に励んでいました。

 正面の床の間には軸がかかり、一輪挿しには先生が持参された椿が行けられていました。初釜の時には花びら餅が用意されるなど色々な工夫で、季節が感じられるように指導されていました。

 さて、正面には炉と風炉が1席ずつあり、山崎先生と桧垣先生が指導、後方の2席は井上先生が指導されています。お茶を飲んだ後の「拝見」(お道具類を見せていただくこと)もされていて感心しました。難しい!でも、手順指導や道具類の説明も道理に適ったお話で思わず「なるほど、なるほど」と頷いてしまいました。こうしたピリッとした中にも茶杓の銘をあれやこれやと皆で考えたり、旅行のお土産を分け合ったり、正座が苦しい時は少々足を崩したりと、笑い声のある、先生方のほのぼのとした温かみの伝わる和気あいあいのお稽古風景でした。(実は校舎内で炭火は使えません、で炉も風炉の中も電熱線が組み込まれていました。)

 普段は拝見する機会もあまりないのですが、湖風祭(1学期末に行われる学園祭)には、どなたでも茶券を購入して、席に入ることができます。是非一度お越しください。