山歩きで健康維持、古道整備で社会貢献(如意古道復活)(昭35膳卒)服部正章さん


如意越え

古道整備で「街興し」を合言葉に、賛同する仲間たちと地元の宝物ミガキを始めました。ある時、千年の古より大津の三井寺から如意ヶ岳(大文字山)を超え、京都鹿ケ谷霊鑑寺辺りに向かう山道があった事を知りました。山中には三井寺の別院として栄えた山岳寺院「如意寺」を始め、数多くの寺蹟や山城跡等が点在し、参詣の人々の信仰の道として賑わっていたそうですが、保元平治の乱による京都の大火で焼失してからは、人の往来も途絶え人々の記憶の底に沈んでしまいました。往時を偲ばせる自然が残るこの荒れた儘の古道を整備し「Oh!讃山クラブ」の名の下、二か月に一度ウォーキングを楽しんでいます。哲学の路や銀閣寺界隈を訪れる大勢の人々に、木漏れ日の中を歩くその先の琵琶湖の眺望の素晴らしさや、春風が体を駆け抜ける心地よさ、色づく紅葉の下で他愛ない会話を楽しむひと時など、心癒された体験談を拡散していただくことが、即古道復活、地域活性に寄与するはずと手に負える道標整備等を実施中です。参加希望の校友歓迎!

代表 服部正章 (昭和35年卒)