(昭43膳)2年9組古希同窓会(2019.9.28)報告


屋形船でクラス会 

 我々は今年度に古希を迎える。昭和41年度2年9組のクラス会を名古屋で 開催した。 ここ4年、毎年開催しているほどの愛着のクラスであ   る。このクラスを一言でいえば「喧騒」。休み時間は応援団の巣窟。他のクラスの連中が押し寄せたり、出かけたりで、始業ベル後に、ドタバタと教室に急ぐ人の動きで喧騒としていた。一年、三年の静寂な雰囲気はまるでなかった。 さらに担任の先生が最年少の大野富雄先生だから、まるで兄貴である。だから、このクラスは若さで満ちていた。バラバラな仲間が、半世紀をへて肩を並べる。 9月下旬、関西や関東から14人が名古屋駅に集結した。名古屋城の本丸が完成し、きらびやかな襖絵に感服。江戸初期の復元作品である。 そしてこの日のメインイベントの堀川屋形船に乗船した。名古屋城の構築のために掘削した川で、延々16キロの船旅だ。日本のベネチアにきっとなるだろう。そんな川だ。我々はサムライクルーズを貸し切り、二段重の料理と飲み放題のアルコールに酔いしれた。2年生当時のイタズラも披露された。マンホールの蓋の撮影を趣味にする奇人も分かった。陶芸を趣味にする二人がいた。 登山家がリュックにワイン、日本酒を大量に運び、お菓子もお楽しみ袋に入れる。アミダくじで何が当たるか、愉快な時間。当たったワインを取り出し、陶芸家のワインカップで頂くのは格別の味。 この屋形船にはカラオケがない。しかし幹事がスピーカーなどカラオケセットを草津から運ぶ。つぎつぎに歌う。最初はあの素晴らしい愛をもう一度だ。 下船し、我々はさらにノリタケの森に向かう。世界一の陶磁器。成形の工場、絵付けの職人、ミュージアムの名品を眺めた。 いつもの宴会とカラオケとは違った新たなパターンのクラス会であった。

〈参加者〉 井上恵美子、卯田重子、尾形照代、戸田佳子、小椋覚、沢田誠一、高木広明、豊田久男、督永豊、中村三郎、堀口幸一、前川忠嗣、行村純、小林良史 

〈報告者〉 小林良史