(昭50膳)3年3組クラス会(2019.9.15)報告


3年3組クラス会思い出日記

 膳所高校を昭和50年に卒業した私たちは、5年に一度の同窓会を継続して開催しています。一昨年には還暦同窓会を終え、また現在は来年の卒業45周年記念同窓会の準備を進めているところです。

 そんな中、「ここらで1回クラスだけで集まらんか・・」という声を受け、いつも同窓会でいろいろ頑張ってくれている男性諸氏へのおもてなしもかねて、女性幹事4人《村山(岩本)さん・千田(佐治)さん・白川(居初)さん・木野(藤井)》が中心になって、〈3年3組クラス会〉を企画しました。

 とは言っても、実際には同じ3組だった昭和50年卒学年同窓会実行委員長の白川くんや同代表幹事の姜くんの手助けも少なからずもらったけどね。

 クラス会開催の合い言葉は「全員参加のクラス会を目指せ」。

 そしてコンセプトは、姜くんの口癖、「楽しかった学生時代を回想し、旧友たちと語り合うことは脳の活性に大きな効果を生む」ことなんです。

 まずはみんなに集まってもらって、楽しかった高校時代の思い出話をしゃべり合い、幸せな気持ちと共に、脳と心の健康を持ち帰ってもらうことを目指したのです。 

 令和元年9月15日、ホテルボストンプラザ草津において、残念ながら全員参加とはいきませんでしたが、担任の嶋寺先生をはじめ、クラスの半数以上の22名の参加者を迎え、開催することができました。

 会場に1人1人はいってくる度に、「やあ、久しぶり!」「○○さんやんな~、元気やった?」と声を掛け合い、出会いの場面から、学年同窓会とはまたひと味違う、アットホームでなごやかな雰囲気を感じました。

 一次会が始まり、残念ながらこの日をともに迎えられなかった3人の仲間に黙祷を捧げ、連絡のつかなかった仲間や都合で参加できなかった仲間の近況にも思いを馳せていました。

 母校の同窓会ホームページにアップされたこの記事を目にして、「よし、次回は行ってやろう。みんなに会いたいから。」という仲間が増えてくれることを願ってやみません。

 嶋寺先生には、第2の人生を迎えてからの心構えや生き方のヒントなど、人生の先輩としての温かいアドバイスを賜りました。

 その後、参加者の1人1人の「あれから」や「いま」を語り合いました。台風15号の被災の後始末を終えて駆けつけてくれた同級生、当時口に出せなかった打ち明け話を聞かせてくれた同級生、当時みんなには見せなかった一面を披露してくれた同級生など、クラス会でしか味わえない感動を味合わせてもらい、この会を企画したことがほんと良かったと思えるステキなひとときでした。

 1人30秒の近況報告では、とても収まりきらず、40年以上のお互いの生活の隙間を埋めるには、あと何度もクラス会を開催する必要があるんだなぁと、名残惜しい思いも感じました。

 後半は準備してきた〈思い出クイズ大会〉や〈じゃんけんゲーム〉で楽しみました。高校時代に起こった出来事をクイズにしたのですが、思った以上に盛り上がりました。

 脳に刻まれている学生時代の様々な出来事の記憶を思い起そうとすることは、脳の老化防止にはとても効果があるらしいので、ここでもクラス会のコンセプトは実現できたのではないでしょうか。

 そして、姜くんのギターと堀出(内田)さんのキーボード(二人は開会の1時間前から猛練習をして臨んでくれた)の伴奏で、「あの素晴らしい愛をもう一度」「なごり雪」「琵琶湖就航の歌」、最後には「膳所高校校歌」の大合唱で、本当に楽しく愉快なクラス会を締めくくりました。

 あれこれ盛りだくさんで、もっともっと時間がほしかったと思える一次会でした。

 この後、二次会は近くのジャンカラにて延々約5時間のカラオケ大会となりました。仕事のことや町内の役のこと、家族や孫のことも、また年金のことまでも、しばし忘れて高校生に戻り、声をからして歌い続けました。

 嶋寺先生の村田英雄節に酔い、仲間の青春メドレーではしゃぎました。このメンバーでこんなに笑い合ったのは、約半世紀ぶりだと思うと、感慨もひとしおでした。

 あっという間の5時間でした。「来年45周年の同窓会には、必ずもう一度顔を出そう、今回残念ながら参加できなかったクラスメイトや、連絡のつかなかったクラスメイトには、来てもらえるように声を掛け合おう」とみんなで固く約束し、名残り惜しい一日を終えて、帰路につきました。

 いつも、やんちゃだった私たちのために必ず顔を見せて、懐かしいクラス旗などご持参くださる嶋寺先生、遠方から、また万障繰り合わせて駆けつけてくれた同級生のみんな、おいしい料理を提供くださり、時間が押してもにこやかに対応してくださったホテルボストンプラザ草津のスタッフの皆さん、心に残るクラス会の成功のために御尽力ありがとうございました。心から感謝しています。

文責:木野(藤井)智子