遠方より友きたる。
2025年1月3日、びわ湖大津プリンスホテルに於いて、先生方8名、同窓生140名あまりが一堂に会し、昭和59年卒還暦記念同窓会が開催された。
冒頭、ご逝去された先生方、残念ながら会うことが叶わなかった旧友に黙祷。
そして、膳所高生・OBの課題図書でもある「成瀬は天下を取りに行く」の成瀬の生き方を題材に、大会長西村康子さんの開会のスピーチのあと、最年長の西村勝晴先生の乾杯の音頭でいよいよ開宴。
すれ違うたびに握手を交わし、肩をたたきあい、ハイタッチをしてはハグを繰り返しながら、
思い出話や近況報告に忙しい。
不思議なことに、10年、20年、それ以上会ってなくとも、一瞬にして名前がするすると思い出され、セーラー服にタイムスリップできてしまう。
我々世代、一応スマホは所有しているが、込み入った操作が苦手である。
目を細め、腕を長めに伸ばし、小さな画面をのぞき込む。「招待」ってどうするの?え、それどこ?そんなん無い! 隣同志で助け合い、ようやくLINEグループがいくつも誕生した。
途中、1学年時のクラスに席替えをしたのだが、これが想像していた以上に盛り上がった。
宴もいよいよ終盤へさしかかる。山本正史先生のお言葉のあと、先生方への記念品贈呈、校歌斉唱。中締めのあとは、ホテル38階のTOP OF OTSUにて2次会。夕暮れの琵琶湖を一望できる絶景の中、再び杯を重ねた。
夜のとばりが下りる中、名残惜しくもホテルをあとにしたが、3次会、4次会が琵琶湖線沿いのどこかで続いていたはずだ。
最後に。
学年幹事をずっと引き受けてくださっている中山ご夫妻に、心から感謝いたします。 斉藤(山本)由美