刀城クラブ伊勢崎佐波支部総会・忘年会報告
伊勢崎佐波支部 岡本 栄一(昭63卒)
令和元年12月5日(木)午後7時よりプリオパレス伊勢崎にて、恒例の支部総会と忘年会が開催されました。総会では毎年、同窓生による講演会を行っています。今回は群馬大学大学院医学系研究科内科学講座腎臓・リウマチ内科学教授の廣村桂樹先生(平成元年卒)による「慢性腎臓病・糖尿病性腎臓病の診療アップデート」という講演でした。糖尿病に合併する腎障害が微量アルブミン尿の出現からはじまる古典的な糖尿病性腎症だけではないことから糖尿病性腎臓病(DKD)という概念が提唱された事や、糖尿病の新薬(SGLT2阻害薬、腎機能改善薬のバルドキソロンメチル)の臨床試験について分かり易く解説して頂きました。一方、特定機能病院再認定など群大病院に明るい兆しが見えてきたという話に皆がほっとするとともに、今後の母校の発展に期待が寄せられました。
講演の後の忘年会では、出席者から各々近況報告があり、以下にその一部を紹介します。小内先生:「ラグビーブームのおかげで、今になって学生時代にラグビー部だったと言えるようになった」、鈴木豊先生:「学生時代は野球部だったが、今年は野球部が東医体で優勝して美味しい酒を飲ませてもらった」といった、学生時代のクラブ活動にまつわる話や、ゴルフ・ウォーキング・筋トレ・ストレッチ、など趣味と健康維持を兼ねて行っている事などが話題になりました。一方、同級生の新井先生から誘われて初めて参加した伊勢崎市民病院内科の小林先生:「参加してみて楽しい会だというのがよく分かりました」、これを受けて本多先生:「初めての参加は来づらい事もあるだろうが、1度出れば楽しさが分かると思う」。さらに多くの参加者から「小林先生が参加すれば来年は市民病院の若い内科の先生が5人は参加するだろう」という声が上がり、小林先生にプレッシャーをかけると共に、若い会員の新規参加を皆が期待しておりました。ちなみに出席者は卒後25年から58年で、卒後平均39年(平成卒は5人)、2011年開催時の卒後平均33年から高齢化していますが皆元気です。

刀城クラブ伊勢崎佐波支部総会・忘年会(令和元年12月5日(木)プリオパレス伊勢崎)
後列左より:髙橋洋樹(H 7)、田中伸幸(H 元)、佐藤浩二(H 6)、吉川大輔(S 55)、吉田寿春(S 50)、
小内亨(S 59)、南部眞一(S 59)、山本巧(H 6)、長澤亨(S 49)、大林民幸(S 57)、
新井正明(S 61)、南雲一郎(S 56)、小林裕幸(S 61)、鈴木知明(S 53)、塩島正之(S 59)、
岡本栄一(S 63)
前列左より:草場輝雄(S 47)、諏訪邦彦(S 47)、本多隆一(S 44)、廣村桂樹(H元)、鈴木庄亮(S 37)、
荒井泰道(S 46)、鈴木豊(S 47) (敬称略、数字は卒業年)