「創立100周年をみんなで考えるワークショップ」開催、29人が想いを共有、100周年に向けてスタート!

 2020年の創立100周年をどう祝い、楽しむかなどを幅広い世代で議論する「創立100周年をみんなで考えるワークショップ」が7月16日午後2時から5時まで、都立富士高校の音楽室で開かれた。第五高女の24回卒業生から2016年春の卒業生まで、29人が参加。主催の若竹会関係者7人を加えると、総勢36人によるワークショップとなった。議論は白熱、100周年事業の第一歩を踏み出すことができた。

(第五高女24回卒の大先輩も参加)

(この春の卒業生も物怖じせず挨拶)

 はじめに、全員に「創立100周年への思い」と「創立100周年を記念してやりたいこと」をA4サイズの紙に書いてもらい、自己紹介とともに、語ってもらった(文末のpdf参照)。「やりたいこと」は様々だったが、「思い」は共有できるものが多かった。

 そこで、ワークショップでは3つのグループに分かれ、100周年で何を実現したいのかを改めて議論。キャッチフレーズあるいは、キーワードの形で出してもらった。

(♡チームは活発な議論が繰り広げられた)

(♢チームは、だんだんノリが良くなってきた)

(♠チームは、ベテランから若手までの幅広い年齢層のチームに)

(世代間の違いも議論に)

(想いが一つになっていく)

(世代間交流で議論は建設的に)

(♡グループは進行役プラス二人が発表)

 最初の発表は27回卒の榊原和加子さんが進行役を務めた♡グループから。榊原さんとメンバーのお二人から説明があった。
 「みんなの一番の思いは“つながる”ということでした。関連のキーワードとして、まず出てきたのが、《第五-富士DNA》。初めて会った富士高の卒業生と話していると、この人、富士高生だったんだな、と感じることが多いですよね。それが第五-富士DNAです」「学校群制度があったときの世代は、同じ群の西高校に対抗意識があり、女性がたくさんいて羨ましがられるような文化祭をやることが自慢で、そんな思い出で結束を固めていました。しかし、現役時代にそんな思い出がない後輩たちもいる。その人たちとも心を一つにするには、OB、OGたちの人脈を活用できるような窓口を作ることが必要ではないかという話になりました。若い後輩たちや現役の中高生たちをお金、気持ち、能力など、様々な形で支援する人的ネットワークができれば、第五-富士DNA(あるいは文化祭力)とつながっていくのではないかと思いました」「キーワードとしては、《一生富士校生〜100周年祭》などもありますが、そのうえで「『戦争と学校』『映像で歴史を振り返る』『美術展』『大オーケストラ+大合唱団』『富士ロックフェスティバル』といった具体的なイベントがあって、記念グッズが生まれるという流れです」

(キャッチコピーも光った♢チームの発表)

 次の発表は27回卒の落合惠子さんが進行役の♢グループ。
 「歴史をきちんと振り返ろう、とか100年間の歩みをパネル展示したり映画化をしたりするなどで、きちんと押さえようという話がまず出ました。第五高女の時代のこともしっかりと振り返りたい」「振り返った後は未来です。《つながり》《つむぐ》《新たな出会い》といった言葉が出ました」「《富士高が好き!》という思いをベースにしたいというみなさんの気持ちを強く感じました。《私は富士高生》《富士高で得たもの》《人生の岐路》《西じゃなくてよかった》《富士高生ってなんだ?》《自由と責任の伝統をPR》など富士高への熱い思いが出てきました」「そこで、イベントをみんなでやろうよ、という話になりました。《富士高祭》《青空廊下》などの言葉が象徴するように、非常に自由で、外に向かって開けていた。ですので、100周年でも「富士高祭」はぜひやりたいという意見が多かったです」「《校歌》もキーワードの一つで、みんなで大合唱をやりたいねという話になりました」「キャッチコピーの一押しは《富士高が好き!〜永遠(とわ)に栄えあれ》でしょうか」

(新宿生まれ、中野育ちの名コピーも)

 最後が「第五高女の卒業生から昨年の卒業生までいる」♠グループ。27回卒の横山雅之さんから。
 「《過去を知り未来へ進もう》《人に歴史あり、富士高に歴史あり》など、歴史を知った上で未来に歩もうという意見が多かったです」「校歌の《永遠に栄えあれ》というキャッチコピーは我々のグループでも挙がっていました」「第五高女の先輩からは《創立100年の想いをつないでいきましょう》《新宿生まれで中野育ち》という言葉も出てきました」「《つなぐ》というキーワードは我々のグループでも出てきました。世代と世代をつなぎ、過去と未来を100周年でつないでいこう。先輩方からは「100年はワンステップ。次のステップはあなたがたにお任せします」というお話もありました」「そして《楽しむ》。《和と輪とワ〜イ!》《つながりムーブメント》《つなぐ青春、100周年》などのキーワードの提案がありました」「一番若い方からは校長先生の《本気(マジ)で富士》《真剣(ガチ)で若竹》という言葉も紹介されました」「そして《I♡FUJI》。なぜ富士高校が大好きなのか各世代の違いを探求する機会にしたいという声もありました」。

(100周年事業検討委員会委員長の上瀧さんが総括)

(100周年事業スタートに集結した仲間たち)

 ワークショップで、想いは共有できた。今後若竹会では、100周年のキャッチフレーズを決定。100周年に向けて具体的な一歩を記していく。ご参加のみなさん、ありがとうございました!

 みなさんが想いを記したA4サイズの紙はこちら:(当日欠席の方のアイデアも含まれます)

(高校27回卒・相川浩之)