卒業40周年記念同期会を開催、1〜3年のクラスを再現––高校27回(1975年)卒
都立富士高校卒業から40年の節目を迎えた今年の4月18日(土)、第27回卒業生の同期会が開催されました。会場は六本木の泉ガーデン、東京の街を一望できる高層階のガラス張りの部屋に総勢130人が集まりました。
受付では、「A G D」など自分の3年間のクラスが記載された名札と、式次第、3年間のクラス別名簿や校歌が書かれたパンフレットが渡されました。会場にはA~Iまで円卓が用意されており、まずは全員1年のクラスの席に着きました。
幹事の入江一友さんの司会により会が始まります。倉島俊夫先生、石川勝教先生(高校7回卒)、谷畑充先生(同9回卒)の3人の恩師をお迎えし、当時の懐かしいお話、先生方の近況などを伺った後、再会を祝し皆で乾杯。会場の一角にはとりどりの料理が並べられ、好きな食べ物、飲み物をテーブルに運び、それをいただきながら懐かしい面々との話が弾みます。
着席で行われた今回の同期会は、広く再会の喜びを分かち合うだけでなく、「クラスメイト」をテーマに趣向を凝らした進行が用意されていました。入学当時の1年のクラスで約1時間、次の1時間は2年時のクラス、最後はともに卒業を迎えた3年のクラスの席へ、合図のもと一斉に会場内を移動します。この粋な企画に、同じクラスで過ごした間柄ならではの話題に花を咲かせることができました。来年~再来年には還暦を迎える私達、当然、見かけは変わっているのに、話せば見える昔の面影に「変わってないね~」の言葉が聞こえてきます。
出会った頃は多感な十代、こうして集うと彼方に忘れていた出来事が次々と鮮明に浮かびます。当時そんなことを考えていたのかとびっくりするような打ち明け話も披露され、その後の仕事のこと、家庭のこと、これからの夢、健康談義と尽きることなく、あっという間に時間は過ぎていきました。
次に、若竹会の活動、100周年記念行事の準備について同期の落合惠子若竹会副会長より報告を受け、これからも皆で協力し同窓会活動を進めていくことを再確認。続いて、松木理梯さんのバイオリン演奏、林伸樹さん指揮のもと久しぶりの校歌を歌い上げ、にぎやかに全員で記念撮影をして、楽しかった3時間の会はお開きになりました。
次回の同期会での再会の約束をして会場を後にしてからも、二次会へと向かういくつかのグループの姿が……まだまだ名残りはつきないのでした。
(高校27回卒理事 上田みどり、塚本早奈枝)