第13回 東京支部総会・懇親会報告
東京支部長 長谷川 俊二(昭52卒)
2023年3月11日(土)に渋谷エクセルホテル東急にて第13回東京支部総会・懇親会を開催しました。新型コロナ感染症拡大により2020年には直前に中止となり、その後も開催が叶わず、今回は4年ぶりの開催となりました。参加者は40名とほぼ例年通りで、昭和38年卒の尾形徹也先生を筆頭に令和4年卒の手代木秀太先生まで卒業年度に60年の幅のある年代の同窓生が集いました。
年代別では前期20年間(昭57卒まで)22名、中期(平14卒まで)12名、後期(令4卒まで)6名の出席であり、年長者が多数を占める中で2名の初期研修医を含む若い世代が参加してくれたことは今後の支部会の活性化の観点から大変喜ばしいことでした。
上田哲郎先生(昭55卒)の司会で18時30分に開会。支部長挨拶では長く幹事として尽力された菅野倍志先生(昭49卒)の御逝去の報告がされました。続いて同窓会長の白倉賢二先生が御挨拶され、群馬大学の現状および刀城クラブが法人化されたことの報告、今年秋に催される群馬大学創基150周年記念事業についてのお話しがありました。一般社団法人として登記されたことにより同窓会活動に法的な裏付けが得られ、より大きな事業が可能になったとのことでした。
特別講演は東京女子医科大学足立医療センター准教授 平野 明先生(平6卒)による「乳癌診療の最前線-サブタイプ別の治療と化学療法脱毛抑制のための頭部冷却療法-について」でした。患者さんのQOL向上に寄与するユニークな治療法ですが、保険外診療のため治療費負担が大きいとのことです。フロアからは治療法への興味とともに負担軽減の方策などの意見が出されました。
続いて懇親会に移り、最初に2019年に地域医療貢献賞を受賞された長谷川慶華先生(昭46卒)に御挨拶をいただきました。また、各テーブルの代表にスピーチをお願いしましたところ、相談役の小原甲一郎先生(昭39卒)から東京支部会発足の経緯についてのお話しをしていただきました。コロナ禍の中での懇親会は、久しぶりの飲食を伴う多人数の会合であったため、最初はマスクを外しての会話にやや不安を抱いていた会員もおられたようですが、すぐにコロナ前と同様に和気藹々とした雰囲気となり話が尽きないようでした。瞬く間に中締めの時間となり、閉会の辞を戸塚恭一先生(昭49卒)が述べられ21時に散会となりました。
次回は2024年3月9日(土)に開催予定です。