桐蔭高校32期生同期会

開催日 2011年10月29日
場所 桐蔭高校視聴覚教室 がんこ六三園
代表幹事 山崎 忠寛    
卒業年 1980(昭55年)

 

 桐蔭高校32期生同窓会では、2011年10月29日に、桐蔭高校の視聴覚室をお借りして、恩師、永廣禎夫先生による「31年目の授業~万葉集・雄略天皇の歌」を開催し、その後、がんこ六三園で同窓会を行いましたのでご報告させて頂きます。

 「31年目の授業」は、我々32期同窓生が桐蔭高校を卒業後31年が経ち『50歳』と言う人生の節目を迎えた事から開催させて頂きました。当日は、同窓生の参加者54名に加え、一般参加者の方々が授業を受けられ、教室は、ほぼ満員状態となりました。

大亦哲司君に司会をお願いし、まずは校歌斉唱。オーケストラバージョンの勇壮なアレンジで懐かしの校歌を3番まで歌いました。感動して涙ぐむ同窓生もいらっしゃいました。その後、山崎忠寛幹事長から『同窓生が「50歳」と言う人生の節目で企画した「懐かしの授業」を通して、同窓生のつながりを更に強めて、高校卒業後の折り返し点を過ぎた残りの人生30年、母校桐蔭高校や地域に貢献・恩返し出来るように同窓会で活動していきましょう!』と挨拶が有った。

その後、司会の大亦君から、永廣禎夫先生のプロフィール紹介が有った後、授業開始のチャイムが鳴り、永廣禎夫先生がご登壇されて、日直の山田晋君の「起立・礼・着席」の号令で授業が開始された。黒い閻魔帳を持参された永廣先生は、出席者ひとりひとりの名前(高校生当時の旧姓)を読み上げられ、同窓生は「はい!」と元気よく返事をした。

授業の前半は、永廣先生は、『31年前の卒業の年にどんな出来事が有ったか覚えてますか?』と言った、軟らかい話を交えてお話し頂き、同窓生は笑顔で授業を受けました。後半は、テーマ「雄略天皇の歌」の授業となり、わかりやすく説明して頂きました。『歌は、読んだ人が自由にイメージ出来るところに奥深さが有る』『昔は、名前を尋ねると言う事は、結婚を申込む事だったんだよ!』と言うお話が有ったり、『今日は29日だから出席番号29番の人』と言って出席簿を元に問題を当てられ、同窓生がハラハラするシーンも有りました。『「係り結び」とは何か?』と言った、久しぶりの古典の難問題に、31年前の記憶をたどり、苦戦しながら同窓生は笑顔一杯で答えていました。

永廣先生のユーモアーあふれる授業に、教室は終始、和やかな雰囲気に包まれ、懐かしい想い出にひたりながらあっと言う間に約1時間の授業が終了しました。再び日直の号令。授業終了のチャイムが鳴り、同窓生の大拍手。本当に楽しい素晴らしい授業でした。最後に、同窓生を代表して岩橋(大岡)範子さんから、永廣先生に花束を贈呈させて頂きました。

場所を変え、新しくなった体育館前の階段で、永廣先生と同窓生で記念の集合写真を撮りました。曇り空でしたが、同窓生の顔は、晴れ晴れした表情になり、31年前の高校生の顔になっていました。

 その後、がんこ六三園に場所を移し、同窓会を開催しました。出席者は永廣先生を加え50名でした。永廣先生のご挨拶の後、先生が作詞された、「はやぶさ讃歌」を聴かせて頂きました。日直の山田晋君が乾杯をおこなった後、久しぶりの同窓生と歓談の時間となりました。途中、北海道から参加の奥出誠君、関東から参加の、太和田久美子さん、山本ゆかりさん、清水真保さん、永廣先生が担任された1Cの代表で藤村忠司君が挨拶をされました。

同窓会の最後は、大亦哲司君の一本締めで終了しました。

今回の『31年目の授業』開催に当たり、授業を快く引き受けて下さった永廣禎夫先生、本当に有り難うございました。また、母校桐蔭高校の勝丸校長先生、峯教頭先生、同窓会の菅谷先生には、一方ならぬご協力を頂きました。この場を借りて感謝申し上げます。