会長 岩橋一博

 同窓生の皆様には、平素より母校同窓会活動にご支援ご協力を賜り誠にありがとうございます。心から厚く御礼申し上げます。
 1879年に旧制和歌山県立和歌山中学校が設立されて以来、明治大正、そして昭和には現和歌山県立桐蔭高等学校として、平成令和と各時代にあって多くの有為な人財を、和歌山から日本にさらに世界中に輩出して参りました。
 その各世代の架け橋として同窓会は重要な役割を果たし、我々の母校である和中・桐蔭を下支えしてきた組織であると自負しております。
今後とも、郷土や日本のため、そして世界のために貢献できる人財を母校から送り出し続けて頂きたいと存じます。
 「文武両道」と「自由闊達」の強靭な精神が世代を超えて先輩から後輩に受け継がれ、同窓生の心に宿り、それぞれの希望と栄光の基礎となっているものと確信をしております。

 同窓会は会員相互の親睦と交流、母校の発展への寄与を目的として記念誌の発行、学校の歴史等の収集や展示、また同期会への支援や交流・協力・連携、さらには和中・桐蔭創立周年事業の実施などを中心に活動を行います。これらの活動が、現役世代の事業や教育環境の一助となれば幸いです。
 同窓生の皆様には機会を見つけて母校を思い出して頂き、時には母校を訪れて旧交を温めて頂ければと存じます。

 来る令和11年(2029年)には、和歌山中学校設立150周年の節目を迎えます。皆様とともに、この150年の歴史と伝統を継承しつつ、新しい時代の新しい学校を支えるための新しい同窓会を目指して参ります。どうか同窓生の皆様には旧に倍するご厚情を賜りますよう心からお願い申し上げます。

 むすびに、校長先生はじめ関係各位の平素からの御尽力と御高配に感謝と敬意を申し上げ、ご挨拶とさせて頂きます。

 

 

校長 深野泰宏

ごあいさつ

和歌山県立桐蔭中学校・桐蔭高等学校
校長 深野泰宏

 和中・桐蔭同窓会の皆様には、益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。
 平素から本校教育にご支援・ご協力を賜り、心から厚く御礼申し上げます。

 令和7年4月1日付、桐蔭第21代目の校長として着任し、約一年が経過いたしました。私自身も昭和60年3月卒業の第37期生で、昨年度40年ぶりに母校の門をくぐっての校長職ということで、万感胸に迫る思いがありました。この間、卒業生の方々に数多くご来校いただき、激励やご支援をいただいてきました。こうした諸先輩方の熱い思いと強いつながりが、和中からの伝統を引き継ぐ桐蔭を支えてくださっているものと改めて感じ入っているところです。微力ながら母校発展のため、全力を尽くしてまいりますので、何卒よろしくお願いいたします。

 さて、桐蔭は今年、明治12年3月の旧制和歌山中学校創設から148年目、戦後の学制改革により桐蔭高等学校が発足してから79年目、併設された桐蔭中学校の開設から20年目を迎えます。この間、卒業生は約4万人にのぼり、高い志を有した有為な人材として、さまざまな分野・領域で、和歌山県内のみならず国内外において活躍しています。
 長い歴史に支えられ、継続・発展を遂げながら、先輩から後輩へと引き継がれてきた桐蔭の「伝統」は、今も生徒一人一人の心の中に生き続け、それぞれの人生を歩む上での拠り所となっています。

 校訓である「文武両道」のもと、勉学と部活動や学校行事など両立させ二兎を追いながら、仲間と切磋琢磨し、学ぶことの意義を探求するとともに、自らの資質能力を高めてきました。

 正門を入ると、その歴史と伝統を象徴する2つのものが目に入ってきます。

 1つは正門をくぐると右手に、「改革と伝統」と記されたモニュメントが建立されています。これまでの桐蔭の「伝統」を守りつつも、そこに安住することなく、常に自らを「改革」していこうという強い意志を表しています。さらに、桐蔭生が、新たな時代を乗り越え、これからの社会、或いは世界を牽引する人材となって活躍してもらいたいという思いもこの言葉に込められています。

 もう1つは正門奥の左手にある、校名「桐蔭」を象徴する桐の木であります。春から初夏にかけて釣鐘型をした薄い紫色の上品な花を枝先に咲かせ、花が終わった後は実を付け、さらなる一年が歴史として刻まれる姿を見ることができます。今年もきれいに咲く様子が目に入ってきました。

 令和元年に執り行われた和中・桐蔭創立百四十周年記念事業は、同窓生の皆様や当時の在校生にとってまさに記憶に残る行事となり、歴史的な年になったと思います。それから、はや7年が経過しました。

 令和8年3月に卒業した桐蔭78期生276名の進路は、東京大学や京都大学の難関大学を含め、約6割弱が国公立大学に合格しています。また、クラブ活動においても、体育クラブでインターハイや全国選抜大会、近畿大会に多くのクラブや選手が出場し、文化・芸術においても全国や近畿レベルの大会で入賞を果たすなど、厳しい環境を克服しながら見事に文武両道を叶えてくれました。

 これらは、高い学力と運動や文化・芸術において優れた才能を備えた桐蔭生の、最後まで諦めない頑張りはもちろんのこと、教職員の熱心な指導、保護者の協力・支援、さらには同窓会をはじめ多くの方々の継続的な応援の賜であります。

 AIやIoT、ロボティクスなど情報科学が飛躍的に進展し、グローバル化が益々進み、社会が大きく変わろうとしている中、少子化も進み、私たちを取り巻く環境は一層厳しくなっています。世の中が変革する時であっても、一人一人が柔軟な対応力、自由な発想をもって、様々な課題や障壁を乗り越えることが求められます。

 これからの時代を生き抜く活力と高い品格を備えた桐蔭生を世に送り出し、和歌山県教育を牽引していくという気概と県民の信頼と期待に応える学校であり続けるために、教職員総力をあげて全力で取り組んでまいります。

 結びに、和中・桐蔭同窓会の皆様方のさらなるご発展を祈念するとともに、これからも母校に関心をお持ちいただき、一層のご支援とご協力を引き続き賜りますようお願い申し上げます。