令和3年2月3日に静岡女子大学文学部国文学科教授でいらっしゃいました大津山国夫先生(享年91歳)が逝去されました。大津山先生は昭和42年10月に静岡女子大学文学部国文学科にご着任になり、千葉大学に転出なさる昭和60年3月末まで、静岡女子大学の研究・教育の発展と向上のために貢献されました。また、静岡女子大学付属図書館長もお務めになりました。近代文学、特に武者小路実篤研究の泰斗として知られています。長年の研究・教育及び学術上のご功績に対し、千葉大学名誉教授に叙されました。
先生は、毎年6月のおおとり会総会にはいつもご臨席くださり、その時々に考えておられることを熱く語ってくださいました。学生たちに学問のみならず、文学的知見、生きることや生命(いのち)への新たな視座を開いてくださいました。穏やかで温かな笑顔が偲ばれます。
ここに謹んで哀悼と感謝の意を表し、心から先生のご冥福をお祈りいたします。
※先生のご自宅へのお電話やご訪問はお控えくださいますようお願いいたします。