令和8年5月16日に、静岡女子大学教授、静岡県立大学名誉教授でいらっしゃいました中田修先生(享年96歳)がご逝去されました。
中田先生は、静岡女子大学開学2年目の昭和43年4月に着任され、その後、静岡県立3大学の統廃合に伴い、静岡県立大学教授となりました。静岡女子大学では一般教育に所属され、1~2年生対象の一般教育課程における英語科目をご担当でした。
中田先生は日本における南極探検家ロバート・ファルコン・スコット研究の第一人者でいらっしゃいました。英文学者の視点からスコットに関する研究に取り組まれ、数多くの著書や翻訳を手がけられました。また、スコットのライバルであったロアール・アムンセンの記録やアプスレイ・チェリー・ガラードの『世界最悪の旅』の翻訳などに携わり、極地探検史の資料を日本に紹介されました。『南極のスコット』や『南極のスコット雑記』は先生の代表的なご著書として広く知られています。なお、訳書としては『シドニ詩集:アストロフェルとステラ』、『スコット南極探検日誌』、『アムンセン南極点』、『ピアリー北極点』など多くを上梓されています。
おおとり会の総会には沼津から足を運んで、よく参加してくださいました。私たちの様子を見守ってくださる、先生のにこにこしたお顔が目に浮かびます。
ここに謹んで哀悼と感謝の意を表し、心より先生のご冥福をお祈り致します。
