明音会宗次ホールランチコンサートシリーズ2022のご報告

Vol.35 2022年8月10日

明音会宗次ホールランチタイムコンサートシリーズ「時を繋いで〜明和を巣立った音楽家〜2022 「マリンバの響きとともにめぐる時のながれ」

名曲をマリンバ演奏用にアレンジした曲、マリンバのために書かれたオリジナル作品の両方を取り混ぜたプログラムで、宗次ホールの豊かな響きにマッチしたマリンバの音色に心から癒されました。

マリンバ一台のみのコンサートでどんな風になるのか、とても興味深かったのですが、想像以上にマリンバの音色が豊かで、ホールの中で包み込まれるような心地よさを感じました。

マリンバはクラシック音楽の世界ではまだまだ新しい楽器のようです。オリジナル作品がどんどん作られてマリンバ独自の世界が広がって行くのを想像が膨らみます。

Vol.36 2022年8月18日

「名曲から感じる30歳「アラサー」の音楽家〜

いろんな作曲家が30歳あたりで作曲した珠玉の名曲を選んで、それぞれのその曲を作った時の作曲家自身の状況や、社会情勢、ご自分との関わりなど、興味深いトークを交えて名曲の聞きどころを解説、素晴らしい演奏へと導いてくれました。

初めて聴く人にはもちろん、何度も聞いている方にも、曲をより身近に感じることができたのではと思います。

演奏者自身、同じくアラサーということで、国や時代を飛び越えて、音楽家として繋がりを感じておられるんでしょうね。

こういうプログラミングも面白いと思いました。

Vol.37 2022年8月26日

「愛をうたう」

声楽、ピアノ、ヴァイオリンの共演でした。ソプラノの美しく軽やかな声に添えられたオブリガードのように、あるいは声との完全な競演者として、ヴァイオリンの役割も様々ありました。

ピアノソロ、ヴァイオリンソロもあって、今日のお客様は色んな音色を楽しめて満足されたのではないでしょうか?

最後に歌った 歌劇「ルチア」から、狂乱の場 では、最高音ハイEs のロングトーンに拍手が続きました。

今日の出演者から、昨年のこのシリーズを聴きに来て再会し、そこから今日のコンサートに繋がったという挨拶がありました。「時間を超えて音楽で繋がる」まさに私たちこのシリーズで目指しているものだなあと嬉しくなりました。

一人の音楽家として、それぞれの今後の活躍を楽しみにしています。