明中・明高史に残る足跡

1 明中・明高の礎を築いた山内佐太郎校長

今も本校に受け継がれる「自彊不息」の建学精神と「自治」「協同」「創造」の三綱領(現校訓)は、明石市が市政施行後の悲願として設立した市立明石中学校の初代校長として招請された山内佐太郎氏が、建学に当たって定められたもので、明石高等学校にもその建学の精神は息づいており、当同窓会の名前の由来ともなっている。

正に、山内校長なくして明中・明高はあり得ないとも言うべき方で、山内校長の功績を記念して校内に建設された山内記念図書館(現在の理科棟辺りにあった)は、残念ながら、現在は資料館としてその面影を残すのみとなっているものの、資料館内外には山内校長に関わる書籍や碑などの事物が多数存在してるので、その事物に接して足跡に思いを馳せてみてほしい。