明中・明高史に残る足跡

2 明中・明高に多大な貢献を賜った中部幾次郎氏と中部謙吉氏

中部幾次郎氏像 (明石公園)

 明石中学校設立に当たっては、明石市出身で大洋漁業株式会社(現・マルハニチロ)の創業者である中部幾次郎氏等の多大な援助を受け、その次男である中部謙吉氏(三代目社長)には、入学から卒業までの間幾度も様々なイベントに活用され、本校同窓生として忘れられない場となっている中部講堂(昭和31年竣工)を寄贈していただいている。

 

中部謙吉氏

 昭和43年には体育館も建設されたが、当時、県下の高校で、講堂と体育館を両方持っている学校はほとんどないと説明を受けた記憶があり、明中・明高の物的面の充足という点で両氏の功績は非常に大きく、感謝の念に堪えない。

【豆知識】中部謙吉氏寄贈の中部講堂は、東京海洋大学や長崎大学、水産大学校にも存在しているが、当初と同様に現役で活用されているのは、本校だけのようである。