卒業生の著書紹介 諸井学(伏見利憲 20回生)

諸井学さん (伏見利憲 20回生) のプロフィールや著書をご紹介いたします。
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◆プロフィール

本名 伏見 利憲
1950年1月生 (姫路東高20回生)
名古屋工業大学 卒業  
第36回黒川録朗賞 受賞
兵庫県姫路市的形町在住

 

諸井 学さんよりメッセージ

高校時代は理系の生徒でしたが、工業大学に入学しても漢文ばかり読んでいる変わった学生でした。
卒業して文学に転向し、家業の電気店を継ぎました。

多忙な小売商の生活の中でも本は離さず、十五年余り前に姫路の文芸同人誌「播火」の同人になって、作品を発表しています。

◆作品紹介

『神南備山のほととぎす ―わたしの新古今和歌集―』(ほおずき書籍)

20世紀の世界のモダニズム文学に劣らぬ前衛性をもった、800年も前の古典文学である「新古今和歌集」。その成立の経緯(いきさつ)を、前衛小説の様々な表現方法をもちいて描いた作品集

赤松正雄氏の書評
虚実ない交ぜあの手この手の小説作法ー諸井学『神南備山のほとぎすー私の新古今和歌集』を読む
こちらをクリック → http://makamatsu.com/book/archives/2918

『ガラス玉遊戯』(ほおずき書籍)

「私は、今、此処に、在る」という言葉の認識のゆらぎを「私」とは誰か、「今」とは何時か、「此処」とは何処か、「在る」とはどういうことか。人間存在の根源的不安を描いた、現実と虚構の間(あわい)を彷徨するごとく不思議な感覚へと誘う短編集

 

『種の記憶』(ほおずき書籍)

「私」とは何者か? 自らの記憶をたどって半生をかえりみて、深く、深く…意識の奥底へたどれば、そこに見えてきたのは遺伝子に深く刻まれた「種」としての系統進化の歴史だった。文学と生物学をリンクさせ、人生を壮大な生命史になぞらえた自伝的進化回想録

赤松正雄氏の書評
「今」を解き明かす飽くなき挑戦ー諸井学『種の記憶』を読む
こちらをクリック → http://makamatsu.com/book/archives/1897