若竹会史料アーカイブデータの会員利用開始   2022年1月

2021年12月20日掲載

若竹会では2017年から史料のアーカイブ化(電子化)に取り組んできました。さらに、これらのアーカイブデータを若竹会会員が利用するためのガイドラインを策定し、2021年の若竹会理事会で承認されましたので、2022年1月から運用を開始します。      

「会員利用」の内訳は下記の2種類です
①史料アーカイブデータ(映像を含む)の閲覧・視聴
②史料アーカイブデータの複写(印刷)(データコピーは不可)

インターネットには接続しない若竹会専用PCを使用し、富士高の教材室で閲覧・視聴または複写(印刷)を実施します。

史料内訳・年代分布・点数
2022年1月~2023年3月の利用対象史料の一覧は後日用意します。

利用手順 
1. 若竹会ホームページ『史料アーカイブデータ利用申し込み』から、申込書をダウンロードしてください。

2. 運用ガイドラインの内容をお読みのうえ、申込書に利用目的などを明記し、同意事項に異存がなければ署名をして、史料データ管理者宛てにメール添付で送付してください。

史料データ管理者アドレス:  wakatakekai.archive@gmail.com

利用条件を満たしていれば、若竹会事務局から承認の旨、通知が届きます。

3. 若竹会の史料データ管理者と日時を打ち合わせたうえで、富士高にて閲覧・視聴または複写(印刷)を実施してください。複写(印刷)の場合は、史料データ管理者が代行・郵送することもできます。

史料アーカイブに関わる著作権・個人情報の取扱いについて

2021年7月21日掲載

若竹会では2017年から史料のアーカイブ化(電子化)に取り組んできました。さらに、これらのアーカイブデータを会員が利用するためのガイドラインを策定し、2021年度の若竹会理事会で承認されましたので、2022年1月から運用を開始する予定です。

■「会員利用」の内訳は下記の2種類です。
①史料アーカイブデータ(映像を含む)の閲覧・視聴
②史料アーカイブデータの複写(印刷)(データコピーは不可)
いずれも、インターネットには接続しない専用PCを使用し、富士高の教材室で実施します。

■史料内訳・年代分布・点数
              2022年1月~2023年3月の利用対象史料

■著作権について
「校友」「若竹」などのへの過去の投稿で、投稿者自身がアーカイブ(電子化)を希望しない場合は、2021年10月末日までに若竹会事務局内史料データ管理者にご連絡ください。
なお、その際には具体的な史料名(「校友第40号」、「若竹第20号」など)、該当ページと範囲を明示してください。

■個人情報の取扱いについて
アーカイブデータに含まれる個人情報について、開示に同意しない項目があれば、本人が若竹会事務局内史料データ管理者にお申し出ください。

史料データ管理者アドレス:wakatakekai.archive@gmail.com

デジタル・アーカイブ・プロジェクト

空襲で灰燼に帰した第五高女校舎(新宿)

■歳を重ねて知った母校の歴史

富士高創立100周年記念事業のひとつとして、若竹会保管史料のデジタル・アーカイブ・プロジェクトが進んでいます。

そのきっかけのひとつとなったのは、90周年記念ビデオ「こころの学び舎」制作時に初めて目にした第五高女に関する数々の記録でした。

私達は学校群第2期生ですが、当時は第五高女の伝統を無視するような独特の雰囲気がありました。都立高校を均一化するという学校群の理念もとではしかたのないことだったかもしれません。

しかし改めてこれらの記録を見たとき、学校ぐるみで戦争に巻き込まれていく様子や、空襲により校舎を焼失したという事実は、母校特有の歴史であり、後世に語り継ぐべきものという思いを強くしました。

今回100周年に何をすべきかを考えたとき、第五高女から富士高へと続く100年の流れをできるだけ多くの人に知ってもらうために、デジタル・アーカイブの必要性を痛感した次第です。

■デジタル・アーカイブとは

アーカイブとは、一般的には重要記録を保存・活用し、未来に伝達することを意味します。

若竹会所蔵の刊行物や写真などは、富士高の一室にきちんと保管されており、アナログ的な意味でのアーカイブはすでに達成されています。今回、あえてこれらのデジタル化を図るのには下記の理由があります。

・一部の史料で紙の劣化が進み、原本の維持が難しくなったこと。
・災害などにより、史料そのものが消失するリスクが懸念されること。
・今のままでは卒業生の目に触れる機会がないこと。
・映像資産についても新たに整理、保管が必要であったこと。

■対象は約800点の史料

まず、アーカイブの基本的なことを学ぶために、「デジタル・アーキビスト養成講座」(岐阜女子大主催)を受講・修了しました。次に、保管史料の棚卸しを行い、アーカイブ対象史料を約800点(卒業アルバム、「校友」「若竹」など)に絞りました。(具体的な作業の説明は、次の機会に譲りたいと思います。)

■未来への贈り物

記録がきちんと残されているということは、学校の価値を高めることでもあります。

戦災で何もかも失ったゼロの状態から史料を集めるにあたり、卒業生や先生方のご苦労はいかばかりであったかと、感謝の念を禁じ得ません。

その思いに応えるためにも、創立100周年を機にデジタル化を進め、未来の富士高生への贈り物としたいと思います。

(高校23回卒 アーカイブ班 反中章子)

映像デジタル・アーカイブ

■映像アーカイブの対象、目的

卒業生が在校時に富士高祭等に出品するために制作した映像(8ミリフィルム、ベータ、VHS、8ミリビデオ、DV等)を共通フォーマットでデジタル化・データベース化し、映像アーカイブに保存するとともに、映像制作の動機、意図、思い、情熱、制作秘話、社会背景、映像に表現された第五・富士高文化等を後世に遺します。アーカイブ映像は若竹会会員に限って視聴可能とします。

■富士高祭出品映像等貸与のお願い

富士高教材室に保管されている1960年代以降の富士高祭等プログラムによると、出品映像(映画)総数は約160本程度あります。単純平均しても毎年3本程度の映像が制作されたことになります。しかしながら、それらの映像は富士高には保管されていません。そこで、私蔵、秘蔵されている映像のデジタル化に向けて、ぜひとも一時期貸与して頂けないでしょうか。また、富士高祭の映像・写真、クラブ活動の映像・写真、富士高教室内外、校庭、敷地外等の映像・写真等もお持ちでしたら貸与頂ければ幸いです。その際は、Tel: 080-3412-6500 / e-mail: h_masu@yahoo.co.jp 高校23回卒 増山秀人宛、ご連絡をお願いします。

 

■映像のデジタル化作業

デジタル化作業は原則、専門業者を通じて行う予定ですが、スーパー8、シングル8の電子化作業に際しては、私が所有している8ミリ映写機、編集機を使用し、事前にフィルムの保存状態・記録内容等を映像貸与者とともに確認する予定です。

■若竹会が保管している学校撮影映像のデジタル化

学校が撮影した文化祭、体育祭、合唱祭、清里HR合宿等の映像は、教材室に保管されている約40本のVHS、8ミリビデオ、DV等に収録されていることを確認しました。現在これらの映像のデジタル化作業を進めています。

■富士高祭(富士祭)プログラムも探しています

富士高祭(富士祭)プログラムは、開催された時代・世相等を反映する貴重な文化遺産・資料と言えます。以下の回のプログラムは残念ながら教材室に保管されていません。出品映像(映画)の確認、史料デジタル化のため、お持ちの方がいらっしゃいましたら一時期貸与または寄贈して頂けないでしょうか。その場合は、増山秀人宛のご連絡をお願いします。

1回1953(S28)年、2回1954(S29)年、3回1955(S30)年、4回1956 (S31)年、5回1957(S32)年、18回1970(S45)年、19回1971(S46)年、20回1972(S47)年、21回1973(S48)年、22回1974(S49)年、23回1975(S50)年、25回1977(S52)年、26回1978(S53)年、27回1979(S54)年、28回1980(S55)年、29回1981(S56)年、31回1983(S58)年、50回2002(H14)年。

(高校23回卒 増山秀人)