【同窓生トピックス】 一方井さん(高22回卒) 「持続可能性とは何か」について講演
京都大学特任教授・武蔵野大学名誉教授、元環境省職員の一方井誠治さん(高22回卒)が、4月22日(土)、約140名の附属中学生・高校生に、「改めて持続可能性とは何かを考える―これからの自然と人間との向き合い方―」のテーマで講演を行った。自身の高校時代の「花壇有志」の活動についてのエピソードを冒頭に、環境経済学の観点から「強い持続可能性」と「弱い持続可能性」の二つの考え方を紹介した。そして、どれが絶対的に「正解」ということはできないが、これからの自然に対して人間がどう向き合うかが、持続可能な社会を作っていく上で極めて重要なポイントになるのではないかと生徒たちに語りかけた。
講演では生徒から活発な質問が出され、中には講師も「難しい質問」というほどの質の高いものもあった。また講演後の生徒の感想は、「SDGsや持続可能性についてよく理解できた」「木を切るにも、それが環境にどう影響するかを考える必要があることが分かった」と好評であった。
この講演は、年間10回行われる「理数セミナー」の第2回目として実施され、生徒以外に保護者等約20名も聴講した。
(高22回卒 上瀧 守 記)