就任のご挨拶

熊杏会会長 遠藤 文夫 (昭和51年卒)

 会員の皆様にご挨拶申し上げます。伝統ある本会の会長として本会のために働かせていただくことは誠に光栄なことであり、身の引き締まる思いがしております。本会の趣旨であります、会員相互の親睦と母校の発展のために、時代に即した活動を考えて進めていきたいと思っています。本会の発展のために微力ですが尽力したいと存じます。会員の皆様方のご指導ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。

  新型コロナウイルス感染症の世界的な流行は峠を越えて、ポストコロナを見据えた新しい時代を模索している時期に至ったのではないかと思います。また感染症五類への移行に伴い、診療現場での対応も新しいチャレンジになると思われます。同窓の皆様におかれましても、これまで同様ご苦労されることと存じますが、ご活躍に期待しています。

  このような困難な時期ではありますが、来年は北里柴三郎先生の肖像が新千円札に登場します。熊杏会では「北里柴三郎顕彰2024年委員会」を熊本大学医学部、熊本大学病院、肥後医育振興会とともに設立し、さまざまな記念事業を計画しています。その中核となるのは「北里柴三郎先生と恩師マンスフェルト先生のレリーフ像」の作成、および「北里柴三郎顕彰記念講演会」の開催です。レリーフ像は熊本大学病院玄関に設置し、広く一般の方々にも親しんでいただきたいと思っています。

  「北里柴三郎顕彰2024年委員会」の委員長には片渕秀隆名誉教授にご就任いただき、鋭意事業の推進に努めています。これらの一連の事業には会員の皆様からのご支援がぜひとも必要でございます。どうかご支援を切にお願い申し上げます。皆様方のご健勝をお祈りいたしますとともに、熊杏会活動へのご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

2023年4月