天然痘撲滅記念式 2010年6月2日 於:熊本県立劇場演劇ホール
WHO天然痘根絶30周年記念の講演会とシンポジウム「天然痘根絶と人類の未来」が2010年6月2日(水)熊本県立劇場演劇ホールにて開催され、医療関係者、医療規模の保健に関係ある興味ある一般人や大学生、高校生など約1、300名が参加し、会場は高校生などの若者で溢れ活気に満ちていた。
「案内パンフレットより」「WHOは1967年天然痘根絶計画を強化し、全世界が人類、宗教、貧富の差を乗り越えた協力体制のもと、1980年天然痘根絶の成功を全世界に宣言しました(下記)。その時の天然痘根絶対策本部長は、熊本出身、昭和24年熊本医科大学卒の蟻田功博士でした。この医業が成し遂げられて30周年を機に人類共通の英知として次世代へ伝えたいと思います。
WHO 総会決議第33.3世界天然痘根絶宣言「本日1980年5月8日、第33回WHO(世界保健機関)総会は、WHOが1958年に着手し、1967年に強化した世界天然痘根絶計画の進展とその結果を考慮し、世界および全人類が天然痘から自由を獲得したことをを厳かに宣言する。天然痘は、太古の昔から多くの国々を襲い、園と売った道筋に箸と失明と醜悪な痘痕を残した世界最悪の病であった。しかもつい10年前までは、アフリカ、アジアそして南アメリカで大流行していたのだ。」
- 天然痘根絶記念日本公演への祝辞 WHO事務局長 マーガレット チャン博士
- 基調講演「天然痘根絶と人類の未来」蟻田 功(熊大医 昭24年卒)
- シンポジウム「天然痘根絶に続いて世界の目指す課題は何か」
シンポジウム座長 倉根一郎
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- 「ポリオ・麻疹・風疹の世界根絶の可能性について」 キロ デ カドロスス角ロ
- ワクチンと感染症 山本直樹(熊大医 昭45年卒)
- 「インフルエンザ パンデミックスの経験を元にした感染症対策 葛西 健
- 「変化する世界における疾病排除- ジャン-マルク オリーブ