医学部本荘移転100周年記念事業の実施について
医学部の前身校である私立熊本医学校が明治29年9月に創設され、その後、所在地を2カ所にわたり変え、昇格した私立熊本医学専門学校が1912年(大正元年)9月に現在地である本荘に移転しました。よって、本年平成24年が100周年に当たり、医学部本荘移転100周年記念事業を実施することを6月9日開催の総会で予算も含めまして決定しました。
その創設地及びその後の所在地には案内板もなく文献でしかわかりませんでした。
そこで、
(1)内坪井の「私立熊本医学校」発祥の地(元「九州学院医学部」内)
(2)山崎町の移転地(現熊本放送敷地、元「春雨黌」内)
(3)手取本町(藪の内)の第二の移転地(現郵便局会社熊本支社、元「熊本県立病院」跡)に、100周年記念事業として旧跡地銘板を上述の3か所に設置しようとするものです。
それらに加えて、再春館の創設に尽力し、再春館の初代館長を務めるなど肥後医界の先達者であります村井見朴の墓が万日山にあることを31年卒の岡村良一先生が突き止められ、ここにも案内板を設置しようとするものです。
(熊杏第55号p163及び熊杏第57号p186に岡村良一先生の寄稿文を掲載しています。)