令和3年度年度熊本県近代文化功労者顕彰

荒木 淑郎 先生  (昭和27年熊本医科大学卒業、元熊本大学医学部付属病院長、熊本大学名誉教授)

 荒木淑郎先生は、日本を代表する神経内科医として、数多くの臨床研究及び基礎医学研究を牽引されました。特に、熊本に大きな患者フォーカスのある家族性アミロイドポリニューロパチーの原因究明、遺伝子診断法の確立、および分子生物学的手法を用いた病態解明を行い、本領域の世界の研究をリードされました。
 また、厚生省アミロイドーシス調査研究班班長、厚生省筋ジストロフィー及び関連疾患の病因と治療法開発に関する研究班長として難病研究に貢献されました。
 さらに、熊本県の公害問題である水俣病の臨床研究および認定審査会の委員・会長、中央公害審議会委員を務め、その解決に尽力されました。

 これらの功績を称え、令和3年11月9日(火)熊本県庁で顕彰式が執り行われました。

 受彰の栄誉をお慶び申し上げます