「熊本大学東京連合同窓会」設立記念式典が開催される

これまで熊本大学の同窓会は、合併前からの前身校の各学部同窓会の特色ある長い歴史を引き継ぎ学部単位の活動が主なものでありましたが、各学部同窓会の垣根をこえた横断的、有機的な活動や、一つに合併するよりは「と言う緩やかな組織を設立した方が得策であろうと言う考えから熊本大学連合同窓会」を設立しておりました。
 今回これを関東地区に拡大し熊本大学同窓生の相互の交流と親ぼくを高め、母校である熊本大学のさらなる発展に貢献するために「熊本大学東京連合同窓会」を設立することになり、平成20年11月29日(土)11時30分より東京都千代田区一つ橋の如水会館で設立記念式典、記念講演会と交流会が行われました。

設立記念式典(11:30―12:45)では

  1. 開会の辞(司会者)
  2. 来賓祝辞 熊本大学同窓会連合会会長、熊本大学武夫原会会長(中島最吉:S29法文卒)
  3. 会長挨拶 熊本大学東京連合同窓会会長(江口 工:S28工学部卒)
  4. 来賓・役員紹介(司会者)
  5. 経過報告 熊本大学武夫原会、熊本大学東京連合会同窓会副会長、東京武夫原会会長(九鬼 義英:S28法文卒)
  6. 閉会の辞 (司会者)

がありました。続いて、記念講演会 (12:00―12:45)では「熊本大学の法人化と将来」について崎元学長の特別講演があり、休憩ののち交流会(13:00―14:30)が開催され、

  1. 開会の挨拶 (司会者)
  2. 卒業生代表挨拶 東レ株式会社名誉会長(前田勝之助:S28工学部卒)
  3. 乾杯 熊本大学支援者会会長(前熊本大学同窓会連合会会長/前熊本大学工業会会長 園田頼和:S23熊本工専卒)
  4. 閉会の挨拶 熊本大学東京連合同窓会副会長、熊本大学薬学部同窓会関東支部、東京バッテン会会長 吉住完治(S35薬学部卒)

があり、最後に全員で旧五高寮歌“武士夫原頭に草萌えて”を全歌詞合唱し閉会いたしました。

 日本は中央集権国歌であり、一極集中主義の国になってしまっている。交流会の挨拶で、いみじくも述べられたが、大学も発展するには人材と、資金力がなければ何もできない。そのためにはどうしても東京に拠点を持ち、資金調達に努力する必要がある。このためには「東京連合同窓会」の意義が協調される会であった。と共に今から数十年前に肥後医育記念館設立の資金集めに我々は努力した時、当時の六反田医学部長に、個人の力だけでは限界がある。大口の資金集めが必要であると進言したことを思い出した一日であった。(神原武)

出席者  大学側:学長、3副学長、2理事、各学部長、各学部同窓会会長、熊大支援者会会長、卒業生、合計85、事務6、総計91名。医学部から副学長阪口薫雄(特別会員)、医学科長竹屋元裕、(昭和52卒)、熊杏会会長神原武(昭和28卒)、熊杏会東京支部支部長代行瀬崎徳久(昭和50卒)、森田浩一郎(昭和26卒)、秋里和夫(昭和40卒)が出席しました。

(写真は、最近臨床研究棟西側に移転・改修された楷樹の樹と山崎記念館です。クリックすると大きくなります)