第9期[2025.6.29~2028.6総会] 会長就任ご挨拶(2025.7月)
この度、第9期女子医大看護系同窓会会長を拝命いたしました、三輪生子でございます。皆様には、日頃より同窓会活動にご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
同窓会と私の歩み
私ども看護系同窓会は、2001年に看護短大の閉校に伴い、東京女子医専産婆助産師養成所(1930年)をはじめとする看護系の卒業生が一本化し、活動を始めました。その立ち上げメンバーの一人である私は、その後、第7期には理事、そして第8期には副会長として、その運営に携わってまいりました。今回、会則で役員は2期までと定められておりますが、後任の会長候補者がご辞退されたため、同窓会の歩みを止めるわけにはいかないとの思いから、この大役を引き受けることにいたしました。
女子医大が育んだ私
私にとって、女子医大で過ごした日々は人生の原点です。短大で学んだ「自由、愛、創造」の理念のもと、「なぜなぜどうして」と本質を問う教育が、今日の私のアイデンティティを確立する大きな力となりました。卒業後の現場経験、そして企業での多様な挑戦を通じて培われた実践力は、全て女子医大での学びと実践に根差しております。
同窓会の現状と未来へ
同窓生は100歳から18歳までと幅広く、閉校校と現役校の比率も14対16と、新たな世代が増えつつあります。私たちは、会報発行や研究・学生支援など、多岐にわたる活動を、支部を持たない中で継続しております。これらを維持するだけでも、並々ならぬ労力を要するものです。
皆様の声を同窓会の未来に活かすため、デジタルツールも積極的に活用し、コミュニケーションの機会を広げています。総会の投票率は0.5%から21.5%へと大きく向上しましたが、今後は30%超えを目指し、より多くの皆様に会の意思決定にご参加いただきたいと願っております。
皆様への協力のお願い
同窓会の運営は、会長一人では成り立ちません。全ての同窓生の皆様のご理解と、積極的なご参加、そして温かいご支援が不可欠です。特に、看護学部、看護専門学校、大学院の若き卒業生の皆様のさらなるご協力を心よりお願い申し上げます。
末筆ではございますが、同窓生の皆様のご健勝と、女子医大看護系同窓会のさらなる発展を祈念し、私の会長就任のご挨拶とさせていただきます。
三輪 生子 第9期女子医大看護系同窓会会長