ESDを主軸にした学校改革 その2

「ユネスコの精神にのっとった学校改革」の経緯について、シリーズでお知らせしています。今回は実践してきた改革内容をお伝えします。

 2017年4月に安岡校長が赴任され、『ユネスコスクール』を目指すことを宣言されたことにより転機が訪れました。『ユネスコスクール』とはユネスコ憲章に示された理念を実現するために、平和や国際連携を推進する学校のことで、持続可能な開発のための教育(ESD)を行う学校です。

 2017年8月、ユネスコスクール加盟の審査対象となる『チャレンジスクール』に認定され、学校改革が始まりました。まず最初に、川西明峰高校の教育活動をESDの観点から整理し、17種ある実践項目のどこにあてはめるのか、新たに行うべき教育活動は何か、それらはどの類型に分けられるのかなど、誰もがわかりやすいように可視化を図りました。

 例えば、【国語総合A】は「質の高い教育をみんなに」「ジェンダー平等を実現しよう」「人や国の不平等をなくそう」「平和と公正をすべての人に」へ。【数学A】は「質の高い教育をみんなに」と「産業と技術革新の基礎をつくろう」に関連づけていきました。何のために学んでいるのかを、生徒にわかりやすくしたのです。

 一連の取組みの中で最大の改革は『グローバル・キャリア類型』の見直しだったそうです。この類型は国内外で活躍する「グローバル人材の育成」を目的に設置された類型です。この取組みは、世界を身近に考えられるように、生徒も教師も海外との交流を充実させ、学び合いを行っています。海外の姉妹校とのオンラインによる交流、韓国語・インドネシア語による多言語教育などを行っています。

 ユネスコスクールをめざす上でも、この『グローバル・キャリア類型』の改革は急務だったようです。10月2日の事務局だよりでお知らせした「中国の高校生たちとの植樹・交流活動」などがこの類型の実践になります。

 あと、もう一つの大きな特徴のある活動があります。それは「グローカルな問題」への取組みです。グローバルとローカルを両輪に進めている取組みを【グローカル】と言いますが、さて、それはいったいどのような活動なのでしょうか…。次回へつづく