第6回GUMS学術フォーラム 大会長 挨拶

大会長 山岡一清 (岐阜医療科学大学 学長)

 岐阜医療科学大学は、今年で開設から14年目を迎えることが出来ました。多数の大学が医療系教育を展開する中、本学は、“医療にまっすぐ”をキャッチフレーズに医療従事者を育成する教育に邁進しております。そのような中で、第6回のGUMS学術フォーラムを開催できることは、大変喜ばしいことであります。

今年の4月から本学は、関キャンパスで保健科学部の臨床検査学科、放射線技術学科2学科と、看護学科3・4年生および可児キャンパス看護学部(看護学科の1・2年生)、助産専攻科の構成となりました。また、2020年4月から新学部(薬学)の設置が文部科学省から認可されました。

また、大学院を開設して4年目を迎え、今年の3月には二期生の卒業生を送り出すことができました。しかし、定員を若干名確保することができませんでした。これを機に卒業生の入学を強く熱望いたします。大学院では、毎土曜日と木曜日などを使って、研究など勉学に励んでおります。学部教育をさらに発展させた「在宅保健医療学」「高齢者保健医療学」「母子保健医療学」「医療連携展開学」の4分野を設定し、地域保健医療現場で高い実践力、リーダーシップ力、管理力を発揮でき、また現場での教育力を持った人材の育成を目指しています。来年から3年間という長期履修の制度を始めます、働きながら勉強する人には良い制度です。保健医療学修士獲得に向けて邁進して下さい。

今回の第6回GUMS学術フォーラムのメインテーマ「職場のあこがれと、現状」です。本学に在学している学生諸君は、医療と言う職場に少なからず夢や希望をもち入学してきました。しかし、病院実習などを通して、今の医療現場の現実をみて期待通りにやりがいのある職場と感じるか、期待していたものと違ってしまったと感じるか、色々現実を学んできたことでしょう。大学で学び国家資格を取得した後は、自分の憧れや希望に向かって進んでいって欲しいものです。医療現場においても、それぞれの職場のやり方や人材に合った育成が行われていくものと思いますが、理想と現実との乖離などを議論をしていただきたいものです。

今年の岐療祭のテーマは「Bridge」です、人と人とを繋ぐ架け橋の意味や、関キャンパスと可児キャンパスを繋ぐという意味もあります。医療の現場においては、常に人との繋りが当然のように必要となります。そういった意味でも、今回のGUMSフォーラムのテーマや岐療祭のテーマは、大変意味深いもので連携が取れたものです。大いに自分の中で消化して欲しいです。
さらに、本学と同窓会と共催で岐療祭開催中にできる事は、嬉しさ倍増となりました。岐療祭を楽しんで下さい。卒業してから大学にきた事が無かった卒業生も第14回岐療祭を大いに楽しんで学園祭の出し物、お笑いLIVE:はんにゃ、市民公開講座、沢山の出店などを満喫して学生時代の思い出と供に新たな花を咲かせて下さい。

大会長 増田 豊 (岐阜医療科学大学同窓会 会長)

 GUMS forumも6回目を迎えますが、今回のテーマは「職場のあこがれと、現状」です。シンポジウムで、看護師・臨床検査技師・診療放射線技師、其々の立場からここ数年で就職された卒業生の方に、今回のテーマについて数年前の就職活動していたご自身に振り返って語っていただき、フロアの学生さんにアドバイスをいただけたらと思います。また、フロアの方も含め、職場について話し合いができたら幸いです。

昨年に続き、修士卒業生の皆様にはご自身の修士論文を発表してもらい、2年間の苦労話などもお聞かせ願えたらと思います。
一般演題もテーマにこだわることなく、8演題で卒業生の皆様に発表していただきます。皆様の多数のご来場お願い申し上げます。

本年4月には新しい可児キャンパスにて看護学部看護学科の授業がはじまりました。6月8日の落成式には伊東明宏副会長に出席していただき、後日森晴雄監事と増田で本学加藤次長の案内にてオリエンテーション後、可児キャンを見学してから、学食で安くて美味しい定食もいただきました。GUMS forum も大学の発展と伴に毎回開催されることを願いたいものですが、関本学と可児キャンにて隔年開催も夢見てます。同窓会の目的は、卒業生相互の親睦並びに母校岐阜医療科学大学の発展活動です。
我大学から初の代議士が誕生しました。本学客員教授・同窓会顧問の畦元将吾衆議院議員です。学術フォーラムもお越しいただきます。