”1年生理事”を招き、新理事歓迎会

 若竹会は、5月16日(土)、今春卒業した67回卒の新理事らの歓迎会を、皇居の和田倉門近くにある和田倉噴水公園レストランで開催した。新理事ら7人と若竹会の役員会、事務局のメンバー9人が参加、和やかな雰囲気のなかで懇談した。
 若竹会は各回卒の代表である理事で構成する理事会で会の予算や毎年の事業を決めている。しかし、年1回の理事会に出席する理事は少なくなっており、若竹会は今年、理事のネットワークの整備を最大の目標に掲げている。まずは歓迎会で“理事1年生”と最初の顔合わせをすることになった。

 心配された空模様だったが、集合時刻の午前11時ごろになると夜中から降り続いていた雨も上がった。雨で洗われた皇居の美しい緑に囲まれたレストランで、67回卒の新理事と役員・事務局との初めての対面がかなった。

 今回参加してくれたのは、理事4人とクラス委員3人の計7人。67回卒業生たちの場合、理事を選ぶ際にまずクラス委員(同窓会関係のクラス内の連絡、とりまとめ役)を選出し、そこから理事(同窓会関係の学年内のとりまとめ役)を互選するという方法をとった。A組2人、B組4人、C組4人、D組2人、E組2人の、計14人のクラス委員が決まり、その中から4人の理事が選ばれた。
 各回卒の理事は2人のケースがほとんどで、2人の都合が合わないと、その期の理事会出席はゼロということになってしまう。しかし、4人いれば、誰かが出席できそうだ。また、長い人生の中で、引っ越しや仕事、家庭の都合などで理事の役割が果たせなくなるときがあっても、残りの10人が代わって理事になることもできる。新しい理事ネットワーク構築の際にもとても参考になる体制だ。

 新理事を緊張させないように、という須知会長の配慮で、硬い話は一切なしで、同じ高校の先輩と後輩として、楽しく語り合った。
 自己紹介では、それぞれが自分の言葉で、屈託なく将来の夢を語ったり、富士高校で結ばれた仲間を大切に思う気持ちを披露したりしてくれた。
 クラス会をする若い世代は多いが、同時期の卒業生が集まる「同期会」でも、なかなか開かれないのが現実。自分たちの上下の世代とも交流する「同窓会」に目が向くようになるのは、40代以降になってから、というのが一般的だ。
 しかし、若い彼らは「つながり」や「富士高校の文化」を大事にしたいと表明してくれ、新しい若竹会を作ってくれるのではないかという可能性を感じさせてくれた。
 未来に向けて伸びていく彼らが、同窓会の絆づくりというものの中ににたくさんの栄養分があると感じてくれるような、そんな若竹会活動にしたい。次世代の若い人たちの力を活かし、元気な若竹会を創るためにサポートするのがわれわれ世代の役割であると感じた。

 1時間半の交流を終えて、私たち役員は次の打ち合わせのために別会場へと移動した。礼儀正しく朗らかで友好的。そんな新理事たちの印象は、午後の会議へと向かう私たちの心を軽やかにしてくれた。

 次は、理事会でお会いしましょう!

(27回卒 落合惠子)