乳児から思春期までの成長発達に関する知識を基盤とし、様々な健康状態にある対象者への生活援助・看護技術を段階的に学びます
小児看護学では以下の3つの能力を大切に考えています
①こどもを一人の人として尊重するPerson Centered Care
②温かな思いやりのあるケアを長期的な視点を持って展開する実践力(ケア技術を含む)
③こどもをめぐる諸問題に関する知的好奇心と、ケアの科学的根拠を探求する力
1年次
概論や体験実習を通して、「看護に出会う」ことを目指します。子ども時代の健康を守り、その人らしく成長していける環境作りに、子どもの看護がどこで、どのように働きかけることができるのかを学びます。
2年次
乳児期から思春期の成長発達の特徴、家族看護、基本的な育児方法や子どもとのコミュニケーション方法、健康状態や成長発達のアセスメント方法などを学びます。
演習風景
学内の実習室でモデル人形を使い、乳児を対象とした基本的な看護の技術演習を行います
3年次
様々な場で健康障害が子どもや家族に及ぼす影響を理解し、病期・病状・発達段階に応じた看護援助を行うための知識や技術を学びます。後期には県立こども病院で2週間の実習があります。
4年次
看護の総合的な能力を高め、実践を向上させる姿勢や研究的な態度を養います。看護専門職として健康問題をもった子どもやその子どもを取り巻く保健・医療・福祉・教育の課題に取り組む態度を身につけ、実践を向上させる研究的な視点につなげていきます。