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会長挨拶

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ご挨拶

同窓会長 鍋島 勝吾

同窓生の皆様、こんにちは。
皆様におかれましては、ご健勝のことと、お喜び申し上げます。
私は同窓会長の鍋島と申します、どうぞよろしくお願い致します。
今この原稿を書いているのは2016年8月末期ですので会報の発行時点とは「ずれ」がありますが、そのつもりでお読みくだされば、幸いです。

私は小田高校を昭和51年すなわち1976年に卒業致しました。今年でちょうど卒業40周年にあたります。卒業してからの年月の方が、遥かに長い期間となり、日本人の平均寿命から行けば、あと30年程度の人生になってきたとも思えるし、まだ30年もあるとも思えるような年代になってまいりました。

いろいろと卒業以来のことが思い出されますが、この40年での私事以外の事件としては、まず、阪神淡路大震災が挙げられます。あの当時は本校も避難所となって、たくさんの方々が避難されていました。あとやはり、東日本大震災とそれに続く、福島第一原発事故や、今年だけでも、熊本県を中心にした地震や、今現在起こっている、台風による洪水被害など、改めて考えてみても、やはり日本という国は、災害の多い国と言わざるを得ません。その中で、歴史的に日本人は、この災害列島ともいえる国に1万年以上昔から住み続けて、人間の営みを為してまいりました。ということは、この国には、災害に立ち向かってでも、住み続けていくだけの、自然の美しさや、文化的な素晴らしさが在るのでしょう。現に今も、沢山の外国の方々が日本を訪れ、その魅力について語られていることを思うと、日本という国を誇りに思います。

そんな中、わが小田高校も、普通科、国際探求学科、サイエンスリサーチ科という3種の学科により、グローバルな位置の教育をするようになり、さらに今年卒業しました、42期生の入学時からは、普通科に看護医療・健康類型が設けられて、これからの少子化や、高年齢化時代にも即した、教育が成されるようになりました。

更に、2015年から兵庫県は従来の16学区から5学区へと再編されました。具体的には従来、尼崎学区だったものが、阪神地区と丹有地区が一つになり、兵庫第二学区となりました。このことにより、他市の、学力も魅力も違う学校との競争が激しくなり、志願していただける為にはより魅力のある教育や、学校設備が必要になってまいりました。

小田高校は幸か不幸か長洲という砂洲の上に建っている為、設立時に基礎工事をしっかりされていたので、県内でも耐震工事が後回しにされ、それに伴うエアコン設置工事も長らくされていませんでした。しかしそれも、一部を残して昨年度内に終わり、エアコンの設置も完了致しました。まだまだ、設備的には最新の学校並みとは申せませんが、なにより、校長先生(以前、教頭をされていた、中谷先生が、校長として戻ってこられました)をはじめとする教員の方々の熱心さにより、設備の不利を跳ね返すような、学校となっていくことでしょう。

私が本校を卒業した時、ITと言うものは無く、情報、通信といえば、電話、テレビといったものしか有りませんでした。コンピュータと言えば、会社のみの設備で、またフロアを取っていたものが、1990年代よりこちら、特にこの10年での、パソコンの時代、また携帯電話からのスマホという時代は、昭和30年代生まれの私としては、目まぐるしく時が流れて行く感が致します。

ちなみに、私が卒業しました、小学校は無くなり、中学校も無くなろうとしています。それでもなお、小田高校は、毎年、新しい生徒とともに、また新たなる教育を担って行き、根底に流れる、Plain living and high thinkingと共に、50年100年と、これからの時代の確かなる指針となり得る教育機関として、卒業生の皆様と共に歩んでいくことと信じております。
だらだらと書き連ねましたが、何かと読みづらい文章で申し訳ございません。
最後に、皆様のご健康とご発展を祈願致しまして、この文章の書き止めとさせていただきます。

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