平成26年4月14日(月)
大窪 和子(3回)
桜の開花時期がそろそろ取り沙汰されるころ、思い出す山がありました。2年前の4月16日に登った石老山です。相模湖に近いその山は、山も麓も春の花々に彩られてまるで別天地のような美しい山だったのです。ことに通り過ぎる麓の道々を被う桜の群落はまことに見事なものでした。もう一度、あの山に登りたい!ということで再度計画することになりました。
中央線の相模湖駅に集合したメンバーは7人です。東京横浜の桜はすでに散り始めていたので少し心配していたのですが、駅の周辺の桜はまさに満開、晴れやかに私たちを迎えてくれました。

バスを降りたら
一昨年は、石老山登山口から顕鏡寺を経て山頂を目指しましたが、今年は別の路を登ることにしました。相模湖駅からタイミングのよいバスに乗ってピクニックランドへ。鼠坂(ねんざか)の集落を抜け、箕石橋を渡ります。年輪を経て大きく枝を張った桜の木々が溢れるように花をつけています。

枝垂れ桜
またミツバツツジの紅紫、山吹の黄など花々の色が澄んだ空気の中に鮮やかです。天気予報は少し怪しかったのに、なんと素晴らしい晴天に恵まれました。登山道に入り、爽やかな風の吹aきぬける樹林の間をゆっくり登ります。

ミツバつつじ
大明神山の展望台で一息。ここからは相模湖の展望がなかなかです。頂上の予定だったお弁当
をここで使うことにしました。山桜でしょうか、数本の桜が花をつけています。その花の下で
記念撮影を。ほかに登山者は誰も居ません。
- 相模湖
- 食後の一休み
緩やかなアップダウンを繰り返して石老山へ。山頂は樹木に囲まれた程よい広場になっていてテーブルやベンチも設えてあります。のんびり休憩して下山路へ。2年前と同じ道を辿って篠原の集落へ一気に下ります。かなり急な、滑りやすい路を用心しながら。枯れた落葉の中に小さな蘭の花を見つけました。足元のやさしい春の花々に癒されます。
- 菫の花
- 山間のつつじ
下山路から見る篠原という村はまことに印象的な山里です。深い竹林や見事な桜の木々の奥にぽつりぽつりと昔ながらの民家が佇み、遠景に道志の山々が望まれます。日本の原風景を思わせる一幅の絵のような、味わい深い展望にまた出合うことが出来て感激しました。

里山の風景
篠原からはここでもタイミングよくバスに乗れました。やまなみ温泉も一昨年と同じです。桜の花に包まれるような露天風呂にハラハラと花びらが散ってきます。町営の素敵な温泉です。藤野へのバスの時間を確かめてから、ビールで乾杯! 今日一日に出会った花々と元気会の仲間に感謝しつつ、いつものように愉しい打ち上げにひと時を過ごしました。
行程 相模湖駅-(バス)-ピクニックランド前-箕石橋-大明神山-石老山 (昼食)-篠原-(バス)-藤野やまなみ温泉
参加
男性)大迫・伊藤・森・高廣・吉村
女性)大窪・平林・小林