2026年 年頭の辞

新年明けましておめでとうございます。

昨年、同窓会会長(代行)に就任いたしました。
長い歴史と伝統を誇る本校同窓会の重責を担うことに、身の引き締まる思いでおりますと同時に、同窓生の皆様ともに歩んでいけることを大変心強く、また嬉しく感じております。

75周年を越えて、新たな時代へ

昨年は、本校同窓会にとって特別な一年となりました。
75周年記念総会には、多くの同窓生の皆様にご参集いただき、世代を超えた交流が生まれる、たいへん意義深い機会となりました。改めて、準備・運営に携わってくださった皆様、そしてご参加・ご協力いただいたすべての同窓生の皆様に、心より御礼申し上げます。

また、2025年は昭和100年、戦後80年、プラザ合意から40年という歴史的な節目の年でもありました。加えて、AI技術の急速な進展や国際情勢の大きな変化など、私たちは時代の大きな転換点に立っていることを実感する一年でもあったのではないでしょうか。

変わりゆく教育、変わらぬ母校の精神

現在、教育の現場は大きな変革期を迎えています。
AI時代の到来により、知識を覚えて正解を導く学びから、答えのない課題に向き合い、自ら考え、探究し、解決策を見出す力を育む学びへと、教育の在り方は大きく変わりつつあります。

それはまさに、私たちが母校で培ってきた「自ら考え、探究する姿勢」の価値が、改めて見直されていることにほかなりません。

一方で、国立大学法人化以降、大学を通じた国からの交付金は必ずしも潤沢とは言えず、母校を取り巻く環境は年々厳しさを増しています。このような状況の中で、同窓会による支援や連携への期待は、これまで以上に高まっていると感じています。

世代を超えてつながる同窓会の力

同窓会は、世代を超えた「縦のつながり」を持つ、たいへん貴重な場です。私は、この同窓会には大きく二つの価値があると考えています。

一つは、懐かしさと心の充足です。
同じ学び舎で過ごした日々を語り合い、青春時代に思いを馳せる時間は、日々の生活の中で大きな心の支えとなるでしょう。

もう一つは、各分野で活躍する同窓生同士のつながりです。
情報や経験を共有し、時に助け合える関係性は、人生の予期せぬ困難に直面した際、大きな力となります。同じ母校で学んだ仲間がいるという事実そのものが、私たちに安心感と勇気を与えてくれるのです。

結びに

新しい年を迎え、変化の激しい時代だからこそ、同窓生の絆の力を改めて強く感じています。
母校への支援、世代を超えた交流、そして互いに支え合う関係づくりを大切にしながら、同窓会をさらに活気あるものへと育てていきたいと考えております。

本年も、皆様のご理解とご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
皆様のご健康とご多幸を、心よりお祈り申し上げます。

2026年1月1日
東京学芸大学附属世田谷中学校 緑友同窓会                                               会長代行 大原透 20回生

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