平成26年2月3日(月)
大窪 和子(3回)
高麗山より湘南平と言った方が知名度は高いでしょうか。神奈川県在住の地元の人々は、子供が小さいときに連れて登ったという記憶を持つ人が多いようです。湘南平から大磯へと続くなだらかな起伏の一番高いところが高麗山で、麓から幾つものハイキングコースが延びています。
この山名に纏わる縁起は『新編相模風土記』に次のような記載があるそうです。<日本の大化の改新のころ、高句麗はそれまでの勢いを失い滅びてしまい、日本に難を逃れてきた人も多く、その中に高句麗王族の一人若光(じゃっこう)がいました。若光は一族を率いて大磯に上陸し高麗山の麓にある化粧坂の付近に移り済みました>
山麓にある高来(コウライトモタカクとも読む)神社もそうした係わりがあるのでしょう。
「平塚! 近いわね」ということで、今回は男女5名ずつ10名の参加者がありました。平塚駅からちょうど来合わせたバスに乗って大磯方面へ、花水橋まで。静かな人家の間の道を抜ければ程なく高来神社です。ここから高麗山までは男坂と女坂がありますが、今日は参加の多い女性に合わせて女坂を行くことに。(ありがとうございます)

山頂から見た相模湾
葉の落ちた木々の姿が美しい尾根歩きは、なんとも長閑な愉しいものでした。山頂の展望台からは富士山こそ薄曇りで見えなかったものの、相模湾の海岸線にやさしく寄せる白波の景にこころ癒されました。同じようなゆるやかな起伏を辿るうち、水仙の群生や思いがけず咲いていた桜の花にも出合いました。
- 木立
- 道標
不思議なことに、桜(山ざくら?)は咲いている木とまだまだ蕾も見えない木とが同じ場所に混在しているのです。
- さくら
- 水仙
浅間山を経て、途中お弁当を食べ、湘南平までは1時間半ほど。この日一日だけ恵まれた小春日和(気温17度)に心地よい汗が出るほどでした。湘南平から大磯まで下り、旧吉田邸に立ち寄りました。七賢堂に祀られた人々の名前に、思わず今の政治家は?と思ってしまったのは私だけでしょうか?
恒例のお風呂は大磯プリンスホテル。山登りの打ち上げにはゴージャスです。
ビアレストランで今年初めての元気会ハイキングに乾杯! 今年も楽しい山旅ができますようにと願い、仲間にお天気に恵まれた一日に感謝!感謝!
行程 平塚駅-(バス)-花水橋-高来神社-高麗山-浅間山-湘南平(昼食)-旧吉田邸
大磯プリンスホテル(入浴・ビール)
参加
男性)高廣、森、大迫、伊藤、吉村
女性)平林、谷、大窪、遠藤、小林