霧訪山(1,305M)登山

平成251111()

吉村 悟(3回)


前日まで日本全国の天気がころころ変化し、山に行っても降られるのでは?と心配ししました。また女性会員4名がいろいろな理由で、直前に全員不参となりました。しかし「だめなら温泉に一人で浸かって来よう」と決めて家を出ました。

朝集まったのは男性5名だけでしたが、それでも幼馴染の顔をみて安堵しました。列車が新宿を出発し笹子トンネルを越えるまでは曇りでしたが、甲府盆地に入る頃から雲が切れだし日が差して来ました。

さらに韮崎を過ぎると右手に八ヶ岳、左手に甲斐駒ケ岳が太陽に映えてくっきりと見えました。紅葉も真っ盛りで山の麓から中腹に至るまで色とりどりの木々で埋まり、日本の秋一番でした。

小野駅で下車し歩き始めましたが、大気が冷たく感じました。歩くこと15分、矢彦・小野神社に到着しました。ここは由緒ある神社ですが、神様が二つ並び祭られているのは全国でも珍しいそうです。

小野神社


神社を出て里の道に差し掛かる所で幼稚園生の集団に会い、かわいい声で「オジサン頑張って~」と声援を受けました。霧訪山登山口と書いてある看板の所からいよいよ山道に差し掛かりましたが、いきなり急な階段があり、数えたら245段ありました。


階段を登り切り暫く行くと「かっとり城跡」と書いて有るとこころに出ました。こんな辺鄙なところに城が有ったなんてと思いながら、さらに先を急ぎました。

尾根にある登山道はかなり幅の狭い急傾斜です。道の両側にビニールテープが貼ってあり、「松茸を取ることを禁ずる」とか「無断で登山道を外れると罰金を申し受ける」などの看板がいたるところに立ててありました。この辺一帯は止山になっています。

きつい登りでしたが頑張って進み、標高差400mの所をコースタイム通り1時間で頂上に着きました。まだ我々も若いと言うことです。

頂上からの展望は正面に美ヶ原が雄大な姿で横たわっていました。北アルプス側は曇って何も見えず、八ヶ岳や南アルプスは頭が雲の中という状況でした。しかしそれでも頂上に到着した時には太陽が出て暖かく、本当に登って良かったなと思いました。

どっかと腰を下ろし、昼にしようとお弁当を広げた時に、ものすごく大きな虹が掛り、思わず「綺麗だ」と叫びました。

霧訪山山頂 虹が出た!


昼食を食べ終わったころ、松本の方から真っ黒い雲が押し寄せ、気温が一気に下がりました。計測したら5度で霙も降って来ました。フリースを着ても寒いくらいでしたので、慌てて下山に取り掛りました。下山の途中でまた晴れ、カラマツの黄色や真っ赤なもみじを楽しみました。結局終わりまで晴れ時々曇りの繰り返しで、ほとんど雨には降られませんでした。

国道まで下ったところでタクシーを呼び「かやぶきの館」という温泉まで送ってもらいました。風呂に入っていたら「辰野行のバスが出る」と言われ、温泉では何も飲食せずにバスに飛び乗りました。辰野の駅前には何か居酒屋位あるだろうと期待してバスを降りたのですが見事に何もなく、ビールは特急あずさに乗るまでお預けとなりました。

行程 小野駅-矢彦・小野神社-登山口-かっとり城跡-霧訪山(昼食)-巡視道分岐-林道-国道-(タクシー)-かやぶきの館

参加 男性)森・大迫・高廣・伊藤・吉村

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