4月16日(月)
吉村 悟 (3回)
前回登山を予定した3月5日は天気が悪く、残念ながら中止せざるを得なかった。今回は天候にも恵まれ張り切って集合地点の相模湖駅へと中央線に乗った。私が一番乗りかとと思ったが駅に降り立つと、早くも皆の顔が見えた。バスに乗って石老山登山口入り口に向かう。途中の相模湖やピクニックランドでは桜や梅などの花が咲き乱れ、大変綺麗だ。
バス停を降りると暫く民家の間を抜けて行く路だ。桜や梅だけでなく、山吹やチューリップも咲いていて、色とりどりの花を楽しめた。本当に春爛漫だ。
相模湖病院の前を抜けて顕鏡寺を目指す。段々山道になって来て、両側に大きな岩が見えるようになってきた。奇岩の道と言うらしい。若い二人連れの女性のグループと一緒になり、暫くの間話をしながら歩いた。
岩の間の道を縫うように登るが、水が道を流れて居て大変歩きにくい。それでも登り始めてから20分位で顕鏡寺に到着した。顕鏡寺は大きなお寺で鐘つき堂もある。鐘をついても良いらしいので、皆でご―んと鳴らした。なかなか良い音色だ。
顕鏡寺の裏手から更に山道を登る。途中融合平見晴台見晴と言う所に出た。此処は展望が良く相模湖が眼下に見える。あちらこちらに桜が咲いて中々の絶景だ。
更に1時間登ってついに石老山の頂上に出た。待望の昼食だ。お昼を食べながら丹沢山や富士山を眺める。食べ終わったら例によって、子どもの時の思い出を色々お互いに披露する。何回も聞いた話や新しい話、どれを取っても楽しい。
中々尽きない話を切り上げて帰路に向かう。結構急な下り坂、というかこちらが歳を取って苦手になってきた急坂をどんどん篠原を目指して下る。やがて民家が見えてた。どこも桜や山吹などが咲いていて、大変素晴らしい。子どもの時の日本の昔の風景が再現されている。
篠原に着いたが丁度バスが出た後で、次まで1時間待たなければならない。歩こうとせっかちな仲間が、タクシーを待つグループを後ろに歩き出した。途中でタクシーに追い抜かれた。乗っている仲間が手を振っている。
しばらくしたらそのタクシーが戻ってきて「乗って下さい。まだまだ先は長いですよ!」と声を掛けてくれた。舗装道路を歩くのもつまらないのでタクシーに乗ったが、そこからやまなみ温泉までは意外に遠かったので、仲間の心遣いに感謝した。
温泉でゆっくり身体を温めて疲れを取り、軽くビールを飲んで山に別れを告げた。
行程 相模湖駅-(バス)-石老山入口バス停-石老山登山口-顕鏡寺-融合見晴-石老山(昼食)-篠原-(タクシ-)-藤野やまなみ温泉
参加
男性)小泉・高広・伊藤・吉村
女性)大窪・平林・小林