矢平山登山

平成20年12月3日(水)

今年の納めの登山として12月3日に中央線沿線で、高柄山と倉岳山の間にある矢平山に登りました。地味な山ですが北西から見ると、どっしりしたドーム状の魅力ある山です。

梁川駅を総勢8名で出発し甲州街道を暫く新宿側にもどり、それから桂川を越えて山道に入りました。谷合の昼なお暗き小道をとぼとぼと歩くと道はだんだん険しくなってきました。随所にロープが張ってあり、それを辿りながら更に登ってゆくと寺下峠に出ました。

日当たりに良い所に場所を取って昼食にし、例によって昔話に興じました。当日は快晴で風もなく、大変心地の良い気候でした。すれ違う人もほとんどなく、元気会で山を独り占めしたような気分になりました。

昼食が終わりやっこらさと腰をあげて前方を見ると、ドーム状の矢平山が聳えていました。まだあれを登るのかと参ったような声を出した人がいました。道は更に急になり、岩角をつかんでよじ登らなければなりませんでした。それでも昼食を食べて力が付いたお陰で1時間ほどで矢平山の頂上に立つことができました。

特に何の手入れもしていないので、頂上は木々に囲まれて展望が余りありません。それでも冬なので葉っぱがすべて落ち、間から道志山塊越しに雪を被った真っ白な富士山を見ることが出来ました。また富士山の右手にはたぶん南アルプスの甲斐駒が岳辺りでしょうが、雪の山が見えました。

ゆっくり休んでから頂上を後にし、下山を始めました。道はそれほど急ではありませんが、落ち葉が積もっているので危険です。滑らないように慎重に下りましたが、、何人かは尻持ちをつきました。やはり歳のせいでしょうか?

予定では旧大地峠から林道に出るところを行き過ぎて、新大地峠まで行ってしまいました。それでなんとか林道に降り、大地トンネルを抜けて当初予定した地点まで出ることができました。もう安心です。後は林道をぶらぶらと大地の部落まで降り、秋山温泉から迎えのマイクロバスに乗って温泉に到着しました。

秋山温泉は出来たてで綺麗で気持ちがよく、ゆっくりお風呂に使って疲れをることが出来ました。後は忘年会と称して盛大に飲んだり食べたりして一年の無事を祝いました。

今回の山は何とか予定したコースタイム通り歩けたこと、イチョウや紅葉など紅葉がとても素晴らしかったこと、天気が良くて暖かったこと、人にもほとんど会わなかったことなど、理想的な山行が楽しめました。また来年も元気で登ろうと誓い合って忘年会をお開きにし、家路につきました。

行程: 梁川駅-梁川町塩瀬-寺下峠(昼食)-矢平山-新大地峠-さがさわキャンプ場-大地-(送迎車)-秋山温泉(入浴・忘年会) -上野原駅

参加:男性)細谷、大迫、高広、吉村、森、三ツ本
   女性)大窪、森夫人

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