すごいぞ理科部!

 先日、母校の事務室に用事があり行ってきました。その時、正門の横のフェンスに大きな横断幕が1枚増えていたことに気づきました。よく見ると、昨年、理科部が兵庫県の大会で「優秀賞」をとった研究発表内容で、11月21日、近畿圏内の高等学校の総合文化祭合同発表会に出場したことを讃える横断幕でした。

 発表した研究テーマは「ミドリシジミに帰巣本能はあるのか」で、身近な生き物の生態を地道に観察した内容でした。これらのコツコツと積み上げてきた観察記録が、地域環境の状況変化を知る手掛かりになっていくことでしょう。兵庫県代表での出場ですから、これはすごいですよね。

 昨年の文化祭、私は理科部の発表コーナーを見に行きました。「蝶」の生態研究の成果を、スライド写真をもとに説明してくれました。自信をもち堂々と落ち着いた口調で、その内容に感動したのを覚えています。こうした理科部の持つ雰囲気や伝統が脈々と引き継がれているのでしょうね。どうかこれからも、いろいろなことに興味関心をもって研究にチャレンジされることを願っています。

 令和2年の締めくくりとして、今年は新型コロナウイルスで大変な状況の一年でしたが、こうして、ほぼ10日ごとに≪事務局だより≫が更新できたことをありがたく思っています。令和3年も、母校のこと、後輩たちのがんばりなどをお知らせしていきますので、ご覧ください。

 では、また来年、お目にかかります。皆様、どうぞよいお年をお迎えください。