国道486号に面した南門は普段は閉ざされたままです。その門柱には「廣島縣賀茂髙等學校」の表札がはめ込まれています。本校は昭和23年4月の学制改革により男女共学の広島県賀茂高等学校となり、翌年4月、広島県西条農業高等学校と合併して広島県西条高等学校となります。さらに、昭和28年4月には農業課程が分離して再び広島県賀茂高等学校(普通科と生活科)に、そして昭和43年4月には定時制課程を新設し、同年10月には現在の広島県立賀茂高等学校の名称となりました。門柱は昭和40年代前半まで、現在の正門附近に設置されていたものを移設したものではないかと思われます。