前回に続き、アルバムの話題です。昭和13年の卒業アルバムの中に国語科教師として勤務された松井道子先生を発見しました。先生は大阪のご出身で、奈良女子高等師範学校を卒業後、賀茂高等女学校へ赴任し約3年間勤務されました。松井先生の娘である武田佐知子氏(歴史学者)は、歴史家の立場から、激動の時代を生き抜いた母の一生を「娘が語る母の昭和」という題名で出版。大都会の大阪から、片田舎の西条での生活に苦悩しながらも、女学生や同僚たちとひたむきに頑張る母(道子)の姿を丁寧に描いています。図書室にあるので読んでみてください。