093 継承

社会科教諭として1982年から1996年までの14年間にわたって在職された齋尾和望先生に同窓会館を訪ねていただきました。原爆投下及び終戦の年にお生まれになった先生のお名前には、平和を願う気持ちが実直に込められているようです。先生は歴史学習の一環として、平和や人権に対する認識を深め、戦争や被爆体験の継承を目的とする生徒レポート集(「父母の現代史」)の作成に取り組まれるとともに、生徒と共に被爆者からの聴き取り活動にも参加されました。1970年代末から1990年代初頭の卒業生の皆さんには懐かしい思い出の一つかと思います。齋尾先生からはレポートの抜粋版冊子を寄贈していただきました。1986年当時、証言として聴き取られた貴重な音源はデジタルデータ(mp3)で保存されています。現役生の皆さんにも是非、視聴してもらいたい資料です。

事務局の窓から

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