191 大庭みな子

79年目の「原爆の日」を前に、八本松地域センターの裏手に位置する「原爆死没者慰霊碑」の清掃と慰霊式、そして、参加者の皆さんと平和に関するワークショップを行いました。

準備・運営には賀茂高校演劇部の生徒があたってくれました。毎年、この慰霊の場で、大庭みな子のエッセイ「地獄の配膳」を朗読していますが、今年も情感を込めて朗読してくれました。数年前のものですが、生徒による朗読を こちら からご覧ください。

本名、大庭(椎名)美奈子は昭和19年から21年にかけて賀茂高等女学校に在学。戦時色が強まる中、体制や権力への疑問を抱きつつ文学の世界へと没頭します。そして、3年生(14歳)の夏、原爆投下後の広島市に入り、過酷な環境下において被爆者の救護活動に従事。その時の体験が作家活動の原点となり、原爆の非人道性や人間の欲望を題材とした多くの作品を発表します。図書室には、大庭作品のコーナーが設けられ、在校生の感想も寄せられています。

 

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