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東広島市原爆被爆資料保存推進協議会の主催で、賀茂高校同窓会が後援する第38回東広島市平和学習バスが実施されました。46名の市内小・中学生とともに、32名の賀茂高校生徒がガイド役として参加しました。

現地にて、小・中学生を乗せたバスの到着を待つ間、平和への願いを込め賀茂高校全生徒によって折られた鶴を平和公園南西部に位置する「国民学校教師と子どもの碑」へ献納しました。

36℃近くの猛暑の中、小・中学生の体調に配慮し、79年前の被爆の実相に思いを馳せながら慰霊碑やモニュメントを巡りました。各班ごとに設定したコンセプトをもとに、ルート上の各所に立ち止まり、学習した内容を懸命に伝える姿が印象的でした。

平和記念資料館の見学および碑巡り後の「振り返りの会」では、小学生から大学生の若者がグループとなり、自信を持ってそれぞれの思いや考えを語り合う姿に頼もしさも感じました。

令和6年の卒業生として参加してくれた奥山愛理さん(写真左)は3年前に初めて賀茂高生が参加した時のメンバーです。5月から始まった学習会の段階から後輩たちに適切なアドバイスをしてくれました。8月からはマレーシアにおいて大学生活を送る予定です。

かもNet

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