174 信・敬・愛
1月29日版中国新聞「洗心」のコーナー「明窓」に掲載された投稿(題名:クラシック)のご紹介です。投稿者は山口恭子さん。昭和49年のご卒業です。ご伴侶様の七回忌を迎えられ、明瞭な思慕に深い愛と信頼が伺えます。クラシックといえば、現在放映中のドラマ「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」は、指揮者である父親が、失われた娘との絆そして自分の人生を取り戻す過程について、地方オーケストラのドタバタを通して描いています。同じく「春になったら」は、余命三カ月を宣告された父親と、自分に素直に生きようとする娘とのドタバタを通して親子そして家族の愛を描いています。最近、こうした人間関係の再生をテーマとするドラマが増えてきた印象があります。賀茂高校のシンプルな校是である「信・敬・愛」をはじめとして、基本的な徳の在り方が「家族」や「社会」を通して見つめ直されているのかもしれません。