152 賀茂

黄金週間も後半です。どこも混雑しているので近くの寺家地区をぶらり。道の駅(西条のん太の酒蔵)を経由して新宮神社に参拝しました。紀州熊野神社の惣産土神社で伊邪那美命や速玉之男命が御祭神です。かつて近くにあった賀茂神社が焼失したのちに、その御祭神の神倭磐余彦命(後の神武天皇)や母の玉依姫命も合祀されました。宮司(第28代)の礒部貴之さんは平成6年、先代の和伸さんは昭和37年のご卒業です。

新宮神社を後にして、旧山陽道(西国街道)沿いの団地「賀茂ハイツ」の入口を通過。田植えの準備が進む田園風景を眺めながら国道486号に出ました。八本松方面に向かって黒瀬川(西条川)沿いをしばらく歩き、白牡丹米満醸造場を右折してからは、山陽本線沿いの路傍の草花を愛でながら自宅にたどり着きました。気持ちの良いウォーキングでした。

黒瀬川の源流にあたる八本松町篠の虚空蔵山(岩室山)の山麓には、別雷命を御祭神とする岩蔵神社があります。黒瀬川と岩蔵神社そして焼失した寺家の賀茂神社の位置関係は、京都の鴨川(賀茂川)と上賀茂(賀茂別雷)神社そして下鴨(賀茂御祖)神社の配置をモデルにしたものと考えられています。古代の賀茂氏や国郡里制の賀茂郡に由来する本校の校名にも思いを巡らしました。

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