昭和50年卒 山根 美喜子
賀茂高校定時制課程の「総合的な探究の時間」で、「自分らしく生きる ー 性と生」の演題で講演をしていただきました。山根(門長)美喜子さんは、広島県立看護専門学校を卒業後、当時は広島に助産師養成学校がなかったため、岡山大学の助産学科に進まれました。帰広され県立広島病院に助産師として勤務。その後、広島にも助産師の養成学校をつくることになり、その準備に携わるとともに教員資格を取得され、広島県立看護専門学校の看護学科・助産学科において学生の指導にあたられました。しかし、助産師になろうと思ったきっかけは、自身が自宅で産婆さんに取り上げてもらったことであり、地域で活動する助産師になりたいという思いから、教える立場に区切りをつけ、現在は、女性の一生のサポーターとして、さまざまな活動をされています。
今回の講演では、思春期は自己肯定感が低くなる時期であることを意識され、 ここに自分が存在する奇跡、親が願ってくれたから生まれたこと、自身も生まれる覚悟をもって生まれてきたことについて、出産のメカニズムについて科学的に説明しながら語られました。