昭和33年卒 鈴木 重子
高屋町にお住いの 鈴木 重子 さんのご自宅を訪問しました。鈴木さんは、高校再編成によって誕生した現在の賀茂高等学校が軌道に乗り始めた昭和30年に入学されました。執筆をすることが好きで、将来は小説家になりたいと思っていた高校時代。卒業後は勤務先のJAで、ガリ版原紙に鉄筆を走らせて文書作成等の作業に懸命にあたったそうです。定年退職後、執筆への情熱が再燃したきっかけは、2010年に放映されたNHKの大河ドラマ「龍馬伝」でした。放映されたドラマやそのシナリオ本などをもとに、坂本竜馬の生き様や時代考証について自ら調べ、A4判の大学ノートに手書きでまとめていく作業を日々続けておられます。これまで何冊も仕上げられ、定期的に加筆・修正をされています。出来上がったノートは知り合いの希望者へ配付されているそうで、自ら調べ、一字一字を手書きで記していく作業が「生きる力」となっているそうです。