第47回全国高等学校総合文化祭鹿児島大会・書道部門出品

部活動名 書道部
催行日 令和5年8月
場所 第47回全国高等学校総合文化祭鹿児島大会・書道部門出品

 

 今年度、神奈川県代表として全国大会に出品しました『賢愚経』という書は、賢者と愚者に関する比喩的な小話を集めており、奈良時代の当時、人気が高かったとされる経典です。この書の魅力は、楷書と行書が、織り交ぜられた表情豊かな起筆にあります。その魅力を表現するために、緊張感あふれる線質を意識し、起筆は錬成を重ね、収筆は払いであっても力を抜かずに粘り強い線を心がけて書き上げました。

 全国大会への出場が決まった時、同学年の仲間は引退しており、一人で頑張っていけるのか不安でした。しかし、教えて下さる先生の丁寧さや、家族の協力、応援してくれる友人達のおかげで、満足のいく作品ができました。
そして、全国大会で特別賞をいただき、優秀作品として、本年12月には東京芸術劇場に展示されることになりました。このような結果につながったのは、先生をはじめ、協力、応援して下さった皆様のおかげです。本当にありがとうございました。

 今回、全国大会という場で賞をいただけたことは、自分にとってとても大きな意味のあるものになりました。この全国大会では、県外の学生の作品を直に見る機会がありました。荒々しい作品から繊細な作品まで、様々な作品に触れ、書道の奥深さと面白さを改めて知ることができました。
この書道の魅力が、これからも人々の心を豊かにできるように願っています。

3年 阿部 心和

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