小さな文字に大きな夢をのせて
部活動名 | 書道部 |
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催行日 | 2019 |
場所 | 全国高等学校総合文化祭・佐賀大会 |
この夏、私は全国の舞台でこのような成績を収めることができたことをとても嬉しく思っています。
私たち書道部では、9月の文化祭が終わるとすぐに12月に行われる高等学校書道展に向けて本格的に作品を製作していきます。今回私が臨書した作品は楊峴の「古四種巻」です。この作品に初めて取り掛かったのは1年生の1月でした。先輩が書いている作品をみて私もやってみたいと思ったのがきっかけです。顧問の先生や先輩からご指導をいただきながら12月の書道展に向けて作品の構成などを考えていきました。字の大きさを計算して書いていくのは大変でしたが、初めて1枚書き上げたときにはとても達成感があったのを覚えています。途中で間違えたりして心が折れそうになることもありましたが、部員同士で励まし合いながら作品を完成させることができました。
そして全国では、今までに見たことのあるものから触れたことのないものまで、トップレベルの作品に触れられる貴重な経験をすることができました。特に創作の作品では、自分の思いを書で表現するという、いつも臨書をしていた私にとってはとても新鮮なものでした。改めて”生きている作品”に触れ、感動することができる書の素晴らしさを感じました。
交流会では、それぞれの作品に込められる思いを聞いて、様々な考え方を知り、刺激をもらえました。また、鑑賞の時には、自身が書いた作品に似た箇所のあるものに惹かれていたりと、いろいろな人と話すことで得るものがたくさんありました。そのため、様々な見方をしながら違った作品にも挑戦してみたいと強く感じました。
書道は、私に1つのことに真剣に取り組むことの楽しさを教えてくれた大切なものです。